岡田美術館
清らかな山河をめぐって20もの温泉町が集まる国際的観光地・箱根。その一つ、小涌谷温泉は、湯本駅から芦ノ湖に通じる国道一号線の半ばに位置しています。2013年秋、東洋の美の結晶が一堂に会する大きな美術館が、ここに誕生し、5階建ての広い会場に、日本と東洋のきまざまな美術品が展示されます。岡田美術館は、実業家岡田和生が蒐集した、日本・中国・韓国を中心とする古代から現代までの美術品を収蔵しています。古来、日本で受け継がれてきた美術品を大切に守り、美と出会う楽しさを分かち合い、次代に伝え遣したい、との願いから、美術館が構想されました。そして、日本とアジアの文化を世界に発信し、広く文化の創造に貢献することを使命としています。
主な展示品には、日本の江戸時代~現代の絵画、古九谷・鍋島、仁清や乾山の京焼、中国の古代から清朝まで各時代の陶磁、高麗・李朝の陶磁などが挙げられます。ご観覧のあとは、前庭にある足湯カフェでくつろぎ、また日本庭園の散策をお楽しみください。