東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)
この困難な時代に生きる芸術家たちを支えること。それは、「美術」という一つのジャンルを守ることではなく、私たちの社会全体の豊かさを維持し、さらに新しい可能性を開いていくことに繋がります。 多くの芸術家がそこに住まい、生活している街。 あるいは逆に、そこで暮らしている人間が芸術家になりうる、芸術家でありうる街。 切実な表現、独創的な作品、かけがえのない営為が多くの人に見られ、共有されている街。HAPSは、個人の生き方と社会のあり方を組み替え、文化芸術が最大限のポテンシャルを発揮できる環境を京都市に作り出すことを、その目標としています。
設立の経緯
京都市は、「京都文化芸術都市創生条例」に基づき、具体的な指針として策定する「京都文化芸術都市創生計画」(2007年3月)において、「若手芸術家等の居住・制作・発表の場づくり」事業を計画しました。09年4月から調査を開始し、事業のプランニングに着手。11年9月、上記事業を主として実施する組織として、各分野の専門家で構成する「東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス実行委員会」が設立されました。HAPSは、その略称です(読み:ハップス)。