現代美術

アナザー・ストーリー /人の数だけ、物語がある。

ARTLOGUE 編集部2018/12/05(水) - 14:33 に投稿

マリー・ローランサンの《扇を持つ若い女》(1913年)、パブロ・ピカソの《首飾りをつけたジャクリーヌの肖像》(1959年)、アンディ・ウォーホルの《マリリン・モンロー(マリリン)》(1967年)。いずれも、30歳前後の女性の顔をクローズアップしています。人生の激動期を迎えていた画家ローランサン自身の30歳の顔、14年後にピカソの最期を看取ることになるジャクリーヌ・ロック32歳の顔、そしてアメリカ中の憧憬を集めながら1962年に36歳という若さで亡くなった女優マリリン・モンロー27歳の顔です。異なる時空を生きた同年代の女性たちをめぐる物語が、優れた芸術家たちの手によってそれぞれ鮮やかに立ち上がっています。

本展覧会では、高崎市美術館のコレクションから「もうひとつの物語」を秘めた作品たちを選び、「人生の中の顔」「物語る絵画たち」「戦争と美術」などをキーワードとして読み解いていきます。

プリピクテジャパンアワード2015-2017

ARTLOGUE 編集部2018/12/04(火) - 17:35 に投稿

プリピクテジャパンアワードは、地球の持続可能性(サステナビリティ)の問題に対して強いメッセージを投げかけている、優れた若手日本人写真家を支援することを目的にしています。日本が世界的にも優れた写真家を多く輩出していることを受けて、写真プルニエ財団(Prunier Foundation)の支援により、プリピクテはこの賞を2015年に設立しました。現在までに二回の賞が授与されており、受賞者は菊地智子(2015年受賞)、志賀理江子(2017年受賞)の両氏です。第3回目の賞は2020年初旬に予定されています。

本展覧会では、受賞者の菊地智子、志賀理江子をはじめ、最終候補に残った小原一真、笹岡啓子、吉田志保、横田大輔の計6名の作家の作品が展示されます。

■プリピクテについて

マリタ・リウリア展「Golden Age」

ARTLOGUE 編集部2018/12/04(火) - 17:05 に投稿

アートとリサーチの取り合わせ、文学的思考とビジュアルアーツの結びつき、テクノロジーへの飽くなき探求心、性差への問い。マリタ・リウリア(Marita Liulia)は、美術史上にないものを創造したいという情熱のもと、唯一無二の世界観を確立し、常にフィンランド現代美術界の第一線を走ってきました。時代に即した表現を試みる彼女の作品は、メディアアート、絵画、写真、インスタレーション、ステージパフォーマンス、ショートフィルム、書籍、ゲームなど広範に及びますが「境界を超えること(Crossing Boundaries)」が全ての作品に通底し、自身の内的世界を探る多様なテーマに挑んできました。1990年代には世界に先駆けメディアアート作品を発表し国際的に評価され、2000年以降彼女の創作はより精神世界に入り込み、生きるすべや宗教観に焦点を当てています。

岡本太郎と『今日の芸術』<br>絵はすべての人の創るもの

ARTLOGUE 編集部2018/12/03(月) - 19:26 に投稿

《太陽の塔》やTV・ラジオ出演などを通して文化的アイコンとなった岡本太郎。彼は戦後に数多くの芸術論を残し、とりわけ1954年の著作『今日の芸術』は、創造的に生きるための入門書として、美術書としては異例のベストセラーになりました。

太郎は本書において、「芸術は万人によって、鑑賞されるばかりでなく、創られなければならない」と述べました。自分たちの感性で芸術に触れ、自分たちの手で文化を作り上げていくことを訴えかけたメッセージは、同時代の若者や芸術家を挑発しました。

本展では、太郎が『今⽇の芸術』以降、戦後社会に与えたインパクトを検証します。岡本太郎の作品・映像資料のほか、彼に刺激を受けた芸術家たちの作品を通し、今もなお私たちを⿎舞する太郎の思想を読み解きます。

2018年3⽉には、前橋・広瀬川河畔に《太陽の鐘》が設置されました。「森羅万象が叫ぶような、あらゆる⾳を⽴てる」鐘とともに、岡本太郎の世界を体感してみませんか?

出品作家:
岡本太郎/⾚瀬川原平/池⽥⿓雄/北代省三/篠原有司男/関⼝光太郎/⾼松次郎/⽴⽯⼤河亞/パブロ・ピカソ/アンリ・マティス/村上善男/ヤノベケンジ/横尾忠則 ほか

富安 隼久「Fuchs / TTP」

ARTLOGUE 編集部2018/12/03(月) - 15:34 に投稿

この度、日本人写真家である富安隼久(とみやすはやひさ)の写真展「Fuchs / TTP」を12月23日(日・祝)より POST(東京・恵比寿)にて開催します。富安隼久は現在ドイツ・ライプツィヒとスイス・チューリッヒを拠点として活動。本年、イギリスの出版社 MACK が主催する過去に写真集出版経験の無い作家の出版支援を目的とする「First Book Award」のグランプリ受賞に伴い、作品集『TTP』を刊行し、注目を集めました。今回会場では、『TTP』より抜粋した作品のスライドと共に、本作の前身かつ制作のきっかけでもある作品『Fuchs』を展覧します。

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開催概要
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会    期:2018 年12月23日(日・祝)~2019年1月13日(日)
会    場:POST
時 間:12:00~20:00
休 館:月曜日
*12月30日(日)~1月4日(金):年末年始休業

Insight 21

芝田 江梨2018/12/01(土) - 16:55 に投稿

「Insight」は、テーマに沿って、Yoshimi Artsの取扱い作家による作品を展示する展覧会シリーズです。

21回目となる今回は、レイチェル・アダムス、上出惠悟、興梠優護、笹川治子、西山美なコ、山本志帆の6作家の作品を展示致します。
インテリアデザインと芸術にある構造を、歴史を踏まえ探求するレイチェル・アダムスの「Optictocks」、九谷焼の歴史と今を繋ぐ上出惠悟の磁器作品、興梠優護が今年のスペイン滞在時に制作した新作など、未発表作品を含む様々なジャンルの作品で構成致します。

■Insight 21
レイチェル・アダムス、上出惠悟、興梠優護、笹川治子、西山美なコ、山本志帆

 

開催概要
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会    期:2018年12月5日(水)~12月23日(日)
会    場:Yoshimi Arts
時 間:11:00~19:00
*日曜日11:00~17:00
休 廊:月・火

築地仁 「母型都市」

ARTLOGUE 編集部2018/12/01(土) - 13:08 に投稿

1960年代半ばより一貫して都市を被写体に、批評的且つ透徹した眼差しで社会と対峙してきた築地仁は、思考や感情に依る言語での表現に対抗する形で、写真という非言語メディアを用いて世界を再解釈・再構成してきました。1983年から84年にかけて「都市の変容と再生、構築と解体」を捉えるべく制作された「母型都市」のシリーズは、当時、作品制作に使用されることの殆ど無かった 4x5 インチのポラロイドフィルムで撮影され、60点を超える作品群として結実し発表されました。バブル崩壊以前のゴールデンエイジとも呼ばれる80年代に、スクラップアンドビルドが繰り返され変容し続ける都市の現場に立ちながら、築地は現実に起きる事柄を写真で探査し、作家が当時影響を受けたニュー・トポグラフィクスの視点で都市の現在を図示する試みに取り組んでいます。

project N 73<br>中村太一

ARTLOGUE 編集部2018/11/29(木) - 17:45 に投稿

中村太一の作品は、童画のようなベールの下に、辛辣な批判精神を隠し持っています。彼の作品には、キャンバスに油彩、あるいは、紙に水彩で描く具象作品、〈over painting〉シリーズと名づけられた、雑誌の切り抜きの上にアクリル絵具や油絵具で自由にストロークを加えたミクストメディアの作品など、いくつかのタイプがあります。いずれの作品もシンボルやメタファーがもちいられ、表層の表現の背後に、作者の一貫したメッセージが深く込められています。

こうしたイメージの選択からも容易に推測できるように、〈over painting #2〉シリーズもまた、中村が強い関心を寄せる環境問題と密接に結びついています。写真や記事の内容を無視してその上を無造作に走るストロークは、人間による身勝手な開発が、生態系本来の循環を分断してきたことのメタファーになっているのです。
このように、物語性を喚起する具象画にしても、コンセプチュアルなミクストメディア作品にしても、自然の摂理を逸脱することで進歩を続けてきた人間に対する複雑な想いは、中村の作品に一貫して指摘できます。

マイ・コレクション展2018

ARTLOGUE 編集部2018/11/27(火) - 18:31 に投稿

寺田倉庫(東京都品川区 代表取締役:中野 善壽)は2018年11月29日(木)より12月9日(日)までの期間、アート展覧会「マイ・コレクション展2018」を東京・天王洲T-ART HALLにて開催いたします。

2015年より継続開催している「マイ・コレクション展」は寺田倉庫の美術品倉庫をご利用いただいているお客様の珠玉のコレクションからその一部を展示する展覧会です。5回目を迎える今回は、王貞治さん、藤井フミヤさんなど各界著名人の所蔵作品からキュレーションを実施し、増田セバスチャン、野原邦彦など現代アートを代表する作家の作品が集結するなど、バラエティーに富んだ展示内容を予定しております。

〈コレクション出展者〉
王貞治、白木聡 / 鎌田道世、出川博一、藤井フミヤ、牧正大、光本勇介、宮津大輔 他(順不同)

〈出展アーティスト〉
五木田智央、藤井フミヤ、増田セバスチャン、野原邦彦、アンディ・ウォーホル、ローレンス・キャロル、ジョージ・コンド、フランク・ステラ、サイモン・フジワラ、サム・フランシス、タワン・ワトゥヤ他(順不同)