シャガール マティス ルオー 三人の画家の版画集
幻想的な世界を描いたシャガール。宗教や社会の底辺に生きる人々を主題に重厚な作品をつくり出したルオー。線と色の調和を目指し、鮮やかな色彩表現を生み出したマティス。20世紀を代表する3人の画家たちが油彩画とともに情熱を注いだのが版画制作です。本展では、三者三様の多彩な世界が広がる版画集10作品より196枚の図版を、前期・後期に分けてご覧いただきます。
東奥日報創刊130周年と青森放送創立65周年を記念し、ひろしま美術館の収蔵品(コレクション)の中から印象派を中心とするフランスの近代美術、日本の近代洋画と日本画の優れた作品を紹介する展覧会を行います。
ひろしま美術館は平和への願いを込め、「愛とやすらぎのために」をテーマに、1978(昭和53)年に開館した美術館です。そのコレクションはフランス近代美術と日本近代洋画、日本画の優れた作品で構成され、国内外で高く評価されています。本展は、そうした「世界の至宝」と呼び得るコレクションの中からモネ、ルノワール、ドガなどの印象派やエコール・ド・パリの作品群、そしてフランス近代絵画の影響のもと花開いた黒田清輝以降の日本近代洋画、横山大観、上村松園らの日本画作品を、「農村」「人体」「風景」「楽園」などをキーワードに選び紹介するものです。本展は「名画」「傑作」と呼ばれる芸術作品の魅力を余すところなく伝え、それらが時代や場所を越えて輝き続けるものであることを知る機会となることでしょう。