レオナルド・ダ・ヴィンチ

ダ・ヴィンチの夢を実現!?世界初、現代の技術が叶える未完のダ・ヴィンチ作品

ARTLOGUE 編集部2020/01/08(水) - 10:00 に投稿

今や世界で知らない人は誰もいないのでは?という程あまりにも有名な絵画作品《最後の晩餐》や《モナ・リザ(ラ・ジョコンダ)》を手掛けたレオナルド・ダ・ヴィンチは、1519年に67歳で没するまで、科学や工学、建築等様々な分野でも精力的に才能を発揮し続けた知の巨人です。

中でも画業で突出した業績を残したダ・ヴィンチ。彼の現存する絵画が実は16点程しかないのをご存知でしょうか。しかもその多くは未完、あるいは欠損があり、完成品はたったの4点しかありません。

そんなダ・ヴィンチの没後500年となるメモリアルイヤーに、彼のすべての絵画作品が完全な状態で展示される、世界初の展覧会「ダ・ヴィンチ没後500年 『夢の実現』展」が開催中です。

未完の作品、いわば叶えられなかったダ・ヴィンチの夢の実現に取り組んだのは、東京造形大学。ダ・ヴィンチ研究の第一人者である同大学の池上英洋教授が監修を務める「Zokei Da Vinci Project」を立ち上げ、ダ・ヴィンチの絵画、彫刻、建築、工学系発明品等の未完作品約30点を、最新技術や研究を駆使して現代に復元させました。

ロンドン・ナショナル・ギャラリー展

ARTLOGUE 編集部2019/01/15(火) - 10:46 に投稿
ロンドン・ナショナル・ギャラリーは、英国ロンドン中心部のトラファルガー広場に面した世界有数の美術館です。王室の収集を母体とした多くのヨーロッパの美術館とは違い、1824年に国家制定法により設立された美術館であることに最大の特徴があります。13世紀から20世紀初頭までのヨーロッパ絵画の様々な画派を網羅した約2,300点の作品を所蔵し、年間の来場者数は世界の美術館・博物館でもトップ5に入る500万人超を誇りながら、これまで館外で所蔵作品展が開催されることは一度もありませんでした。この度、日本初公開となるゴッホの傑作《ひまわり》をはじめ傑作約60点を一挙日本で公開することは、同館史上初の試みであり、歴史的な開催となります。

イタリアにおける新しいメセナの形 続々と美術修復に出資をする大企業

井澤佐知子2018/03/29(木) - 23:01 に投稿

イタリアでは昨今、企業による美術修復のニュースが相次いでいます。その背後には、財政難にあえぐ文化財・文化活動省と、新たなメセナのかたちを展開する企業の思惑があるのです。


レオナルド・ダ・ヴィンチと「アンギアーリの戦い」展

ARTLOGUE 編集部2018/02/23(金) - 02:18 に投稿
作者不詳(レオナルド・ダ・ヴィンチに基づく)《タヴォラ・ドーリア》 ウフィツィ美術館 
Gabinetto Fotografico delle Gallerie degli Uffizi

 

フィレンツェのヴェッキオ宮殿を飾っていたレオナルド・ダ・ヴィンチによる未完の大壁画「アンギアーリの戦い」。《タヴォラ・ドーリア(ドーリア家の板絵)》は、この壁画の中心部分を描いた16世紀前半の油彩画です。本展では、日本初公開の《タヴォラ・ドーリア》を中心に、壁画の模写や派生作品、またレオナルドの多岐にわたる活動を紹介し、失われた壁画の謎に迫ります。さらにミケランジェロがダ・ヴィンチと同じ場所に構想した壁画の下絵の模写《カッシナの戦い》(日本初公開)を加え、ルネサンス二大巨匠による競演の実現を目指します。後世に絶大な影響を与えた天才の大壁画構想。美術史上に刻まれた一大スペクタクルをご体感ください。