石元泰博

建築 × 写真 ここのみに在る光

ARTLOGUE 編集部2018/10/18(木) - 02:30 に投稿
本展では東京都写真美術館のコレクションを中心として、さまざまな建築を捉えた写真を展示します。写真が発明された頃からどのような建築が写されてきたのか、そして現代の写真家がどのように建築を捉えてきたのかを紹介します。その中には、今ではすでに存在しないものや、実際に見ることが困難なものも少なくありません。写真家が建築を撮るときに感じた光を追体験していただけることでしょう。

モダニストの日本美 石元泰博「桂」の系譜

ARTLOGUE 編集部2018/02/03(土) - 17:19 に投稿
石元泰博《桂離宮 新御殿外観南面部分》1981, 82年 国際交流基金蔵
©Kochi Prefecture, Ishimoto Yasuhiro Photo Center

 

三岸好太郎、ブルーノ・タウト、長谷川三郎・・・・

彼らは古い日本に最先端(モダン)を見た

 

サンフランシスコに生まれ、シカゴのインスティテュート・オヴ・デザイン(通称、ニュー・バウハウス)に学んだ写真家、石元泰博(いしもと・やすひろ1921-2012)は、19534年に桂離宮を撮影、1960年、建築家W・グロピウス、丹下健三との共著による写真集『KATSURA』を日米で出版し、内外から注目を集めました。これはモダニスト的な視点が日本の伝統美を捉えた代表的な作例と見なされます。