石上純也

石上純也―FREEING ARCHITECTURE

ARTLOGUE 編集部2018/08/03(金) - 18:26 に投稿
Junya Ishigami in the exhibition « Junya Ishigami, Freeing Architecture », presented at the Fondation Cartier pour l’art contemporain from March 30 to September 9, 2018. Photo © Renaud Monfourny:「石上純也―FREEING ARCHITECTURE」カルティエ現代美術財団(Fondation Cartier pour l'art contemporain)

 

六本木ヒルズ・森美術館15周年記念展 建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの 

ARTLOGUE 編集部2018/05/07(月) - 15:40 に投稿
杉本博司 《光学硝子舞台(小田原文化財団 江之浦測候所)》 2017年 神奈川 ©小田原文化財団

 

いま、世界が日本の建築に注目しています。丹下健三、谷口吉生、安藤忠雄、妹島和世など多くの日本人建築家たちが国際的に高い評価を得ているのは、古代からの豊かな伝統を礎とした日本の現代建築が、他に類を見ない独創的な発想と表現を内包しているからだとはいえないでしょうか。

日本は、明治維新からの150年間、大いなる建築の実験場でした。幾多の実践のなかで、日本の成熟した木造文化はいかに進化したのでしょうか。西洋は日本の建築にどのような魅力を見いだし、日本建築はそれにどう向き合ったのでしょうか。日々の暮らしや自然観といった目に見えないものの変遷も日本の建築を捉える上で重要な要素となるはずです。

本展は、いま、日本の建築を読み解く鍵と考えられる9つの特質で章を編成し、機能主義の近代建築では見過ごされながらも、古代から現代までその底流に脈々と潜む遺伝子を考察します。貴重な建築資料や模型から体験型インスタレーションまで100プロジェクト、400点を超える多彩な展示によって、日本建築の過去、現在だけでなく、未来像が照らしだされることでしょう。

 

そこまでやるか 壮大なプロジェクト展

ARTLOGUE 編集部2017/10/01(日) - 23:37 に投稿

21_21 DESIGN SIGHTでは、2017年6月23日より企画展「『そこまでやるか』壮大なプロジェクト展」を開催します。展覧会ディレクターには建築やデザイン、アートなど幅広い分野に精通するライターでエディターの青野尚子を迎えます。

つくることの喜びとともに、「壮大なプロジェクト」に向かって歩みを進める表現者たち。
本展では、既存の表現方法の垣根を超えた大胆な発想を実現するクリエイターたちによる「壮大なプロジェクト」を紹介します。2016年6月、イタリアのイセオ湖を舞台に「フローティング・ピアーズ」を実現したクリストとジャンヌ=クロード。湖に出現した3kmの布の浮き橋は、やはり布で覆われた周辺の歩道を伴い、風景を鮮やかに更新して人々を高揚させました。時には数十キロにもおよぶ野外空間や大都市の中の橋、国会議事堂などを作品へと変貌させる、不可能ではないかと思われるようなプロジェクトを実現してきた彼らを本展の出発点として、ダイナミックな手法で活動を行うさまざまな分野の作家が集います。