ヨーリス・フーフナーヘル

神聖ローマ帝国皇帝 ルドルフ2世の驚異の世界展

ARTLOGUE 編集部2018/01/31(水) - 01:29 に投稿
ジュゼッペ・アルチンボルド 《ウェルトゥムヌスとしての皇帝ルドルフ2世像》 1591年、
油彩・板、スコークロステル城、スウェーデン Skokloster Castle, Sweden

 

神聖ローマ帝国皇帝 ルドルフ2 世の驚異の世界展

-天文、博物、そして芸術-

究極の趣味人のワンダーランド

 

プラハに宮廷を構え、神聖ローマ帝国皇帝として君臨したハプスブルク家のルドルフ2世(1552-1612)は、稀代の収集家として、また芸術の庇護者として知られています。16 世紀末から17 世紀初頭、彼の宮廷には世界各地から優れた人物たちが集結し、芸術作品、あるいは科学機器などのあらゆる優れた創作物、更には新たに発見された珍奇な自然物などが集められ、文字通り「驚異の部屋」と呼ぶべき膨大なコレクションが形成され、当時のヨーロッパの芸術文化の一大拠点ともなりました。