世界遺産「二条城」と重要文化財「京都国立博物館」の2会場を舞台に、アートの祭典「artKYOTO 2020 ~History in Action Festival~」が12月に開催!

遠藤 友香2020/10/12(月) - 14:37 に投稿
「artKYOTO 2019」会場風景(古美術もりみや)

今年で2回目を迎えるアートの祭典「artKYOTO」。

artKYOTO 2020 公式ロゴ
artKYOTO 2020 公式ロゴ


今回は「artKYOTO 2020 ~History in Action Festival~」と題し、先人たちが守り育んできた文化芸術の歴史を現代の知恵として刻むべく、前回開催して大好評となった美術市(アートフェア)に加えて、舞踊劇や美術史体験ツアーなどの複数の文化芸術プログラムを同時に実施します。第1回目で会場となった世界遺産「二条城」だけでなく、明治期近代建築物である重要文化財「京都国立博物館」も会場に加え、2020年12月4日(金)~6日(日)に開催されます。開催にあたっては、新型コロナウイルス感染症対策を徹底し、新しい生活スタイルの下でも、文化芸術の鑑賞から所有、そして様々な体験の場の提供を目指していくといいます。

新型コロナウイルス感染症拡大により、多くの活動が制限され、“想像力”と“創造力”の源でもある文化芸術に関わる活動も中止や延期を余儀なくされています。しかし、社会全体が閉塞感を感じている時代だからこそ、多様な価値観を与える文化芸術が果たすべき役割は大きいと言えます。千年を超えて歴史と文化が息づくまち・京都において、本イベントを通じ、文化芸術と経済の好循環を生み出すことはもとより、文化芸術が人々の心に潤いを与えることを目指し、ウィズコロナ時代の文化芸術の在り方を模索していくそう。artKYOTO 2020のオンライン記者発表会で、実⾏委員⻑の⾨川⼤作京都市⻑は「文化芸術は不要不急の象徴のように言われるが、経済活動に魂を入れるのが文化芸術。それをコロナ禍で再認識した」と述べています。

昨年の特別内覧会の様子
昨年の特別内覧会の様子

artKYOTO 2020の開催プログラムは、大きく分けて4つの柱から成ります。

1.古美術から現代美術まで幅広いアート作品の鑑賞と購入がお楽しみいただける「美術市(アートフェア)」
2.二条城の歴史を現代大衆演劇の早乙女太一と和楽器ユニットRin’が再現する「舞踊劇」
3.新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、活躍の機会が奪われた次世代の芸術家を支援する「若手アーティスト支援」
4.狩野派をテーマに京都を回遊しながら美術史の変遷を体感できる「美術史体験ツアー」

以下、詳細をみていきましょう。

1.美術市(アートフェア)

古今の優れた美術品を扱う出展ギャラリーによる古美術から現代美術までの幅広いアート作品の鑑賞と購入を楽しめるartKYOTO 2020のメインプログラムです。明治期近代建築物である煉瓦造の重要文化財、京都国立博物館の明治古都館を舞台にした各ギャラリーの展示にもご注目ください。

2.舞踊劇「乱舞~二条城~」

二条城が現存する地・京都にて、これまで繰り広げられた歴史の転換点ともいえる2つの史実を、伝統和楽器と大衆演劇で紡ぎます。現代大衆演劇の第一人者である早乙女太一が、和楽器ユニットRin'とはじめてのライブコラボにより、各時代衣装と、日本文化の象徴でもある「剣舞」や「殺陣」「女形」によるライブパフォーマンスを披露。今と歴史が同一化する空間と時間を体感できます。新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、オンラインで配信する予定です。

3.若手アーティスト支援事業

新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、文化芸術領域の中でも、特に若手アーティストは作品制作や発表の場が失われています。artKYOTO 2020では作品発表の機会を創出することで、文化芸術を学ぶ若手アーティストを支援し、京都の文化 芸術が未来へ継承・発展することを目指します。

4.美術史体験ツアー

「狩野派」をテーマに世界遺産・二条城において、二の丸御殿の襖絵・障壁画を特別ガイドで鑑賞しながら、京都国立博物館の美術市(アートフェア)に出展される美術品を鑑賞し、文化芸術の歴史を体感できるツアー。狩野派の系譜を感じながら、現存する各時代の美術品をご覧いただき、京都の文化を踏まえた現代日本における美術の価値について考えます。

9月25日(金)朝10時より、公式HP(https://artkyoto.jp/)にて、前売券の発売が開始されています。新型コロナウイルス感染症対策に万全を期して開催される、見どころ満載のartKYOTO 2020に、ぜひ足を運んでみてください。

■artKYOTO 2020 ~History in Action Festival~ 
会場: 元離宮二条城 二の丸御殿、東大手門、唐門、展示収蔵館
(京都市中京区二条通堀川西入二条城町 541)
京都国立博物館 明治古都館 (京都府京都市東山区茶屋町527)
一般公開: 2020年12月4日(金) 〜 12月6日(日)
(12月3日(木)は、プレス・関係者のみの特別内覧会)
開催時間:・美術市(アートフェア) 京都国立博物館:12:00〜19:00(6日は16時まで)
・舞踊劇 招待制プログラム、オンラインでの配信を予定
・若手アーティスト支援 上記会期中の展示を予定
・美術史体験ツアー 二条城会場:二条城の開城時間内
・京都国立博物館会場:美術市(アートフェア)の開催時間内
入場料:一般前売券5,000円(税込)
※枚数限定
※事前予約制
※別途、各会場への入場料が必要となる場合があります

お問い合わせ先:075-241-5070
 

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