太平洋戦争では、動員された多くの若者たちの中に、「立派な絵描きになりたい」と情熱を燃やす画学生らの姿もありました。彼らは「あと五分、あと十分」と出征直前まで絵筆を手ばなさず、「帰ってきたらまた絵を描く」と戦地へ赴いたのです。長野県の上田市にある「無言館」には、戦時中、志半ばで戦地に散った画学生の絵画等が多数収蔵されています。本展では、その中から、家族や身近な情景を描きとどめた絵画とともに、手記や手紙、愛用品を紹介します。
上位美術館・ギャラリー
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