コレクション展2018-秋冬 和歌山ゆかりの作家たち/特集 国展の版画

ARTLOGUE 編集部2018/10/30(火) - 02:30 に投稿

和歌山県立近代美術館のコレクション展では、日本画、洋画、彫刻、版画など、総数1万点を超える所蔵品を通じて幅広い美術の表現に接していただけるよう、季節ごとに展示を替え、特集コーナーも設けながら作品紹介を続けています。

今回は、同時期に開催する特別展「創立100周年記念 国画創作協会の全貌展」にあわせ、国画創作協会展覧会(国展)に版画作品を出品した作家たちを特集します。
日本画家たちによって発足した同会は、後に洋画や工芸、彫刻を含む部門を設立しますが、それに先立って版画は、日本画と同じ部門内での出品が許されていました。
日本画のみならず、版画でも試みられた新しい表現への挑戦を、当館の豊かな版画コレクションからご覧いただきます。

また国画創作協会が活動した大正から昭和にかけての洋画とともに、同会が解散した後の美術を、和歌山ゆかりの作家を中心に幅広くご紹介します。

展示の最後には、国内の美術館では所蔵が数少ない貴重なクリフォード・スティルとマーク・ロスコ、そしてニューヨークで彼らと出会い自らの表現を切り拓くこととなった岡田謙三の作品にスポットを当てます。
同時代、同じ場所で活躍した三者の作品には色彩の豊かさと柔らかな形態が共通していますが、しかしそれぞれに際立つ個性が認められることでしょう。
このコーナー展示は、改修工事を予定している滋賀県立近代美術館からお預かりした作品と当館のコレクションによるものです。

【関連事業】ギャラリートーク(担当学芸員による展示解説)
12月2日(日)、12月16日(日) 14時から 2階展示室にて(申込不要、要観覧券)

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