武者小路実篤は大正7(1918)年春、「人間が人間らしく生きる」社会を求めて「新しき村」を提唱しました。
これに対して多くの人々が共鳴して同年11月に宮崎県児湯郡木城町石河内に「新しき村」を創設してから、今年で100周年を迎えます。
新しき村は宮崎県の土地の一部がダム工事のため水没することから、昭和14(1939)年、埼玉県毛呂山町に新たな活動拠点を求め、現在でも創設の地である日向新しき村とともに2か所で、実篤らの意志を受け継ぎ、活動が続いています。
新しき村創立100周年を記念して、調布市武者小路実篤記念館では特別展「新しき村の100年」をはじめ様々な事業を展開しており、その一貫として調布市文化会館たづくりで「新しき村美術展」を開催いたします。
新しき村では創立以来、日々の生活の中で会員が各自の個性を発揮して美術、演劇、出版など様々な芸術活動が続いています。
本展覧会では、埼玉県毛呂山町の新しき村美術館が所蔵する武者小路実篤が村の産物や風景を描いた画、村への思いを託した書、また、調布市武者小路実篤記念館が所蔵する新しき村会員が愛蔵した実篤の書画や新しき村会員の作品を展示し、100年にわたる新しき村の美術活動を紹介します。
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