開館20周年を迎えた茅ヶ崎市美術館では「版の美」と称し、年間の展覧会を通じて版画の魅力を伝えます。
シリーズ2回目となる同展では、実業家・原安三郎旧蔵の小原古邨作品を展示します。
小原古邨は海外で高い人気を誇るものの、国内ではあまり知られていませんでした。同展では中外産業株式会社の協力のもと、摺および保存状態が極めて良い原コレクションの古邨作品およそ260点の中から230点を初公開し、古邨芸術の真骨頂を伝えます。
また、同じく原コレクションの歌川広重や歌川国芳などの貴重な花鳥画も10点展示するとともに、古邨の遺族が所蔵する祥邨、豊邨(古邨の変名)の作品も参考出品されます。 ※作品はすべて前期・後期展示替え
原安三郎は、現在の茅ヶ崎市美術館が位置する高砂緑地をかつて別荘地として所有していました。彼の南欧風の「松籟荘」は茅ヶ崎の別荘文化を代表する瀟洒な建物として知られていましたが、老朽化を理由に1984(昭和59)年に解体されました。同展では、松籟荘の建築模型を展示するなど、原安三郎を紹介するコーナーが設けられます。
前期:9月9日(日)~10月8日(月・祝)
後期:10月11日(木)~11月4日(日)
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