「中島 麦 展 Nakajima Mugi Solo Exhibition」のギャラリートーク
スピーカー
岸本和明
会場
会期
2012年9月1日(土)~9月23日(日)
展示について
中島麦(なかじま・むぎ 1978〜)は、旅の記憶と日常の記録をモチーフにした絵画作品を制作する画家で、色面空間の中で色彩豊かでスピード感に溢れる、優しさと爽やかさが絡み合った構図の明るい絵画作品であるのが特徴的です。 日常の中で、あるいは旅する中で、眼の前を通り過ぎていったり、昔どこかで見たことがあったり、心の中に浮かぶ風景であったり、またはいつまでも記憶の中に存在する風景などの残像が自身の中で積み重なり、蓄積された記憶として絵画として現出します。 本展は、旅する気持ちで絵を描く中島のアクリル絵具で描いたタブローや水彩、色鉛筆やオイルパステル等を併用させて描いたドローイング等の近作、新作を集めた作品展です。 何気ない風景は、見る人の旅の記憶として、いつまでも心の中に残像のように普遍的な記憶になれれば幸いです。
アーティストについて
中島麦 nakajima mugi 絵を描く事は、はっきりしているようでとてもあいまいな世界を 手ざわりのある距離に実体化していく作業、記憶の記録です。 1978 長野県生まれ 大阪育ち 2002 京都市立芸術大学美術学部油画専攻 卒業 (project・group Exhibition) 2012 ART OSAKA 2012/ホテルグランビア大阪/Gallery OUT of PLACEより出品(11) BOX美術館展11/ギャラリーはねうさぎ・京都国立近代美術館野外・京都市内の小中学校/京都 (5〜10回05,07,08,09,10,11) ライブペインティング・タペストリー制作(二カ所)/宮古末広通商店街・宮古中央通商店街/岩手・宮古市(協力:神戸ハーバーランド) nm2 OPEN アトリエ002/nm2/大阪・天満(ゲスト:ダンス・映像作家・大歳芽里さんを迎える) gallerism in 天満橋/京阪CITY MALL/大阪・天満橋 中島麦ライブペンティング/神戸阪急内特設会場・閉店企画(計4回) 2011 nm2 OPEN アトリエ/nm2/大阪・天満(ギャラリーディレクター・野村ヨシノリ氏、作家・森村誠氏、中島麦の共同アトリエ) ギャラリー301・2周年記念展/ギャラリー301/神戸・元町(10) 奈良映像コテンパンダン展/Gallery OUT of PLACE・椿井ホール/奈良(映像作品) Jamin5/エスプリヌーボー/岡山(10,09) "The Other Side of the Moon"/エスプリヌーボー/岡山 “in the gate”中島麦×武内健二郎(詩人)/STREET GALLERY/神戸・住吉 “きれはしon board”中島麦×武内健二郎(詩人)/ギャラリー301due/神戸・元町 ”七夕の箱”/ギャラリーはねうさぎ/福島県立美術館 “絵の中のことば、ことばの中の絵”中島麦×武内健二郎(詩人)/ON THE BOOKS(古本屋)/大阪・天満橋 第14回BOSS展/SOHOアートギャラリー/大阪(第10-13) 2010 架空通信 百花撩乱/兵庫県立美術館(09) トートバック百花撩乱展/NHK神戸放送局トアステーション ART TAKATSUKI/JK cafe/cafe mountain/高槻・大阪(わくわくストリート) 151人展/ギャラリーSORA/大阪 VISQ/展示・販売/ヴィンテージ家具ショップ/大阪・本町 2009 CROSS THINKS'09/海岸通ギャラリーCASO/大阪(08) 第2回六花亭ファイル/六花文庫/札幌(第1回07) KANTAN歩/西宮市民ギャラリー Summer Pleasures/A-forest Gallery/N.Y.・石田大成社ホール/京都 2008 PromisingArt/ギャラリーはねうさぎ/京都 願いを叶える展覧会/ギャラリーはねうさぎ/京都 2006 KYOTO DIAMONDS/ホワイトキューブギャラリーKYOTO このまま、あっという間に/シティギャラリー・ホワイトキューブギャラリーOSAKA コレクター展/ギャラリーはねうさぎ/京都 扇子展/ギャラリーウー/大阪 2005 ヨシ紙を使った展覧会/石田大成社ホール/京都 藝術家の線/石田大成社ホール/京都 こみまる展2005(招待)/吹田市歴史文化まちづくりセンター『浜屋敷』(04) 2004 THE LIBRARY2004/Gallery ART SPACE/東京・青山/Gallery そわか/京都 喫茶展/喫茶店のん/京都 AMUSEART JAM 2004/京都文化博物館 年賀状展/ギャラリーはねうさぎ/京都 ライティングプロジェクト「ほのか」/文椿ビルヂング/京都 2003 Naive Art Ⅵ「麦印良品計画」/Pepper's Loft Gallery/銀座 大黒湯〜2つのあいだ〜/銭湯/東京・日暮里 COMMUNICATION ART Ⅵ「麦印〜RULE〜」/Pepper's Loft Gallery/銀座 2000 おかやま後楽園300年祭 アンデパンダン展/岡山・後楽園
スピーカーについて
岸本和明 (きしもと・かずあき) 1963年、岡山県勝央町出身。玉川大学文学部芸術学科美術専攻卒業後、勝央町郷土美術館、広島市現美術館の勤務を経て、1992年、奈義町美術館・図書館の開設準備室学芸員として勤務。1994年開館後、今日まで美術館管理・運営全般に当る。2011年より副館長に就任。 ■主な企画として、「エンジョイ・アート・ワークショップ」(94、95、96年)、「─優雅な旋律─有元利夫展」(1998年)、「太田三郎展 Nagi Project2000」(2000年:第1回岡山芸術文化賞準大賞)、「横仙の地に残した軌跡 棟方志功展」(2000年)、「墨によるうつろひドローイング 宮脇愛子展」(2001年)、「岡崎和郎 光と陰を割つもの」、「磯崎新版画展 120の見えない都市」(2002年)、「未来美術館へ行こう!柴川敏之展」(2005年)、「大久保英治ランドアート展─ボーダレス・サイト/TOTTORI~OKAYAMA─」(2006年)、「中ザワヒデキ 切手展」(2007年)、「髙原洋一 風景のメタモルフォーシス ─移りゆく自然と表層性─」(2008年)、「関典子コンテンポラリーダンス in Nagi MOCA+サウンド・アーティストmamoru」(2009年)、奈義MOCA観月会等 開館以来、全ての展覧会・イベントの企画・運営に関わる。