淀川テクニック 「無人島のゴミがARTを喰らう!?」 CURATORS TV

ARTLOGUE 編集部2013/11/01(金) - 00:00 に投稿
淀川テクニック 「無人島のゴミがARTを喰らう!?」 CURATORS TV

淀川テクニック 「無人島のゴミがARTを喰らう!?」のギャラリートーク

スピーカー

会場

鞆の津ミュージアム

会期

2013年11月9日~11月17日

展示について

福山市にある無人島・宇治島での清掃活動で集められたにゴミを使って、アーティスト「淀川テクニック」が現代アート作品を制作。 鹿の骨とプラスチック片を使って鹿のオブジェを作ったり、 ナイロンや空き缶を使って魚のオブジェに見立てたりと、自由な発想で生み出されるゴミアートは必見! また、清掃活動の参加者による島の自然美をうつした写真や動画、海の漂流物を研究する、鳥取環境大学の研究内容も展示。 子どもが楽しめる島の景色をモチーフにしたぬり絵などもあるなど、様々な角度から瀬戸内の島と海の魅力を伝えます。 同時に私たちの周りの環境問題についても考えることができる、有意義かつ楽しい企画展です。 【無人島・宇治島って?】 鞆の浦から8キロ離れた沖合にある無人島で、孔雀と鹿が生息する自然美溢れる島。 瀬戸内海を漂流するゴミが集まりやすい場所にあるため、砂浜には流木から家電などの粗大ごみも打ち上げられています。 島に打ち上げられた漂流物は、流木・発砲スチロール・劣化プラスチック・缶・ビン・ビニール袋などが多数。 その他ソファやテレビ、冷蔵庫などの粗大ごみもあります。 【宇治島サニーアイランドクリーン作戦】 宇治島を守る民間団体「宇治島クラブ」が主体となって、毎年7月の海の日に専用の船をチャーターして、宇治島の海浜清掃を行っています。 1984年からスタートしたイベントは、毎回200名を超える市民が参加。 アート作品の一部は、今年30回目を迎えたクリーン作戦で回収したゴミの一部を使用しています。

アーティストについて

淀川テクニック 柴田英昭(しばたひであき、1976年岡山県生まれ)と松永和也(まつながかずや、1977年熊本県生まれ)により2003年に結成されたアートユニット。大阪・淀川の河川敷を活動の拠点として、落ちているゴミや漂流物などを使い様々な作品を制作する。元のゴミの姿からは想像もつかないような見事な造形物を造り上げてしまう2人のパフォーマンスは、いつも観るものを驚かせてくれる。赴いた土地ならではのゴミや人々との交流を楽しみながら行う滞在制作も得意とし、岡山県・宇野港に常設展示された「宇野のチヌ」は特によく知られている。また、東日本大震災で甚大な津波被害を受けた宮城県仙台市若林区で地元の方々の協力のもと被災した防風林を使った作品を制作した。その他、「釜山ビエンナーレ」(2006)やインドネシアで開催された日本現代美術展「KITA!!」(2008)、ドイツ・ハンブルグと大阪で同時開催された「TWINISM」(2009)、モルディブ共和国初の現代美術展「呼吸する環礁ーモルディブ・日本現代美術展ー」(2012)など海外での展覧会参加も多い。「GEISAI#5」銀賞、「キリンアートプロジェクト2005」グランプリ受賞、岡本太郎現代芸術賞入選(2009)、「平成21年度咲くやこの花賞」受賞などますます注目を集めている。彼らの活動や作品は国内外のテレビ、新聞などのマスメディアで多く取り上げられている他、中学校の美術の教科書でも大きく紹介されている。

旧wordpress.posts.ID
2206
旧wordpress.posts.post_name
curators_tv-5848117664546816
アクセス数
0
1
1