「おおさかカンヴァス推進事業」のギャラリートーク
スピーカー
寺浦 薫
会場
会期
2013年10月11日~10月20日
展示について
「おおさかカンヴァス推進事業」は、大阪のまちをアーティストの発表の場として「カンヴァス」に見立て、大阪の新たな都市魅力を創造・発信しようとするものです。公共空間とアートのコラボレーションによって、都市や地域の新たな魅力を発見、発信することと、アーティストが、アイデアと想いを実現できる機会を得ることを目的に、平成22年度から始まりました。 今年は、今後の開発が期待される中之島西部の「中之島ゲートエリア」(大阪市西区及び北区)を舞台に、このエリアの魅力を発信する作品が集結しました。
アーティストについて
MuDA ダンサー・振付家のQUICKを中心に、作曲家 山中透、美術家 井上信太ら、異ジャンルのソリスト達が集まり、京都を拠点に2010年夏結成。身体、感覚を極限の状態まで突き詰め、その限界値を超えてゆくことにより、更なる未知の世界へ到達することを目的としているアーティスト集団。生命、身体、負荷、儀式、宇宙をテーマに、ダンス、音楽、映像、美術などを使用したパフォーマンスを行う。 西野達 1960年、名古屋生まれ。現在、東京及びベルリン(ドイツ)在住。2005年「横浜トリエンナーレ2005」、「Ecstasy」MOCA(ロサンジェルス、USA)、2006年「天上のシェリー」メゾンエルメス(東京)、2007、2009「Estuaire」ナント/セント-ナザレ(フランス)、2010年「愛知トリエンナーレ2010」等に出品。銅像などの周囲に居室やホテルを仮設で設けるなど、公共空間を使った大がかりなインスタレーションを世界各地で行っている。昨年は「シンガポール・ビエンナーレ」に参加し、マーライオン像を取り込んでホテルを建設/営業するプロジェクトで大きな評判を呼んだ。今年はベルギーのゲント市の駅舎の時計台を使った「Hotel Gent」が、「TRACK」の出品作として秋まで開催。新潟の「水と土の芸術祭」では、新作プロジェクト「知らないのはお前だけ」を展示した。ニューヨークのマンハッタンでは今秋「Discovering Columbus」がオープンし、10万人を超える観客が詰めかけた。 NANIWAZA 私たちは、東大阪が世界に誇る「大中小企業」の方々と一緒に、デザインとアートの力で大阪をもっと明るく楽しい街にしたいと考えています。
スピーカーについて
寺浦 薫 大阪府都市魅力創造局文化課 主任研究員 大阪府の文化施策の企画立案、現代美術に関する事業の企画・実施に携わる。 アーティスト・イン・レジデンス事業「ART-EX」(1995~2007年)、大阪・アート・カレイドスコープ展 (第1回~5回)、水都大阪2009(チーフ・キュレーター)、府立江之子島文化芸術創造センター立ち上げ、 おおさかカンヴァス推進事業(2010年~)、プラットフォーム形成支援事業(2012年~)等。