明治150年展 世界が認めた日本の美 ~万博・古邨・花鳥画を中心に~

ARTLOGUE 編集部2018/09/26(水) - 02:30 に投稿

明治時代、西洋国家と対等な立場を築くため、日本は近代的価値観のもと国のあらゆる制度・文化・歴史を再考しました。今回の秋期展では、国内の近代化と伝統木版文化との接点を概観した春期展とは表裏一体をなす、欧米で高い評価を受け近代日本の美を表現した作品や絵師に関わる伝統木版作品をご紹介します。ジャポニスムのきっかけとなった『北斎漫画』から、万国博覧会を舞台に世界に紹介された渡辺省亭などの木版作品、明治後期に100度を超える超絶技巧の木版技術で制作された豪華美術画集、海外向けに制作され現在も高い人気を誇る小原古邨(祥邨)など。また、華やかな着物の図案集や外国語版日本昔噺など幅広い木版作品をご紹介します。
それは同時に、江戸浮世絵から新版画への間を埋める、忘れられた明治の伝統木版文化でもあります。現在あまり知られていない絵師、再評価されつつある絵師の中に、近代日本がたどり着いた“日本の美”の一端をご覧頂きたいと思います。

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明治150年展 世界が認めた日本の美 ~万博・古邨・花鳥画を中心に~
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