日本人の生き方に深い影響を及ぼした浄土信仰は、今から約1000年前の平安時代、末法思想(まっぽうしそう)の流行とともに盛んになりました。その中心となった西方極楽浄士のほとけ、阿弥陀仏は苦しみの多いここの世に生きる人々の心の拠り所となり、様々なかたちにあらわされてきました。日本列島の酉に位置する九州にも長い浄土信仰の歴史があり、他の地域とは異なる特色を持っています。 本展覧会ではこうした九州の浄土信仰に注目し、その中で生み出された多彩な絵画や彫刻など約200点を展示します。 燦然と輝く極楽浄土の情景や来迎の姿をあらわす阿弥陀像、信仰の力を象徴する名号(みょうごう)などを通じて、来世に願いを託した先人たちの心に触れてください。
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