ゴードン・マッタ=クラーク展

ARTLOGUE 編集部2018/05/24(木) - 04:23 に投稿
ゴードン・マッタ=クラーク Photo: Cosmos Andrew Sarchiapone © The Estate of Gordon Matta-Clark; Courtesy The Estate of Gordon Matta-Clark  and David Zwirner, New York/London/Hong Kong.

 

待望のアジア初回顧展

 

1970 年代にニューヨークを中心に活躍し、35 歳で夭折したアーティスト、ゴードン・マッタ= クラーク(1943-78)。アート、建築、ストリートカルチャー、食など多くの分野でフォロワーを生み続ける先駆者のアジア初回顧展です。取り壊し前の建物を切断し、見慣れた日常をまったく新たな空間・時間へと変容させる「ビルディング・カット」をはじめ、軽やかでクール、そしてポエティックな彼の活動は、没後40 年となる今日もなお、世界中の注目を集めています。本展では彼の多面的な活動を、彫刻・映像・写真・ドローイング・関連資料など約200 点で紹介します。

 

本展のポイント

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■1970 年代ニューヨークを中心に活躍したゴードン・マッタ= クラークの、アジア初の回顧展です。

■作品の多くが個人蔵や欧米の著名美術館(メトロポリタン美術館、ニューヨーク近代美術館、ポンピドゥー・センターほか)所蔵のため、これまでアジアではまとまった形で紹介される機会が無かったマッタ= クラークの活動ですが、世界的には没後40 年を経た今日もなお、絶大な人気を集めています。2017 年にはポルトガル、ドイツ、アメリカで個展が開催され、2018 年には本展のほかフランスで、2019 年にはエストニアで個展が予定されています。

■出品点数は彫刻・映像・写真・ドローイング・関連資料など約200 点。活動期間約10 年、わずか35 歳で夭折したマッタ= クラークの、アート、建築、ストリートカルチャーのみならず、アーティストによる食堂「フード」の経営など多面的な活動をフルスケールでご紹介します。

■マッタ= クラークの代表作、建物の一部を切り取る「ビルディング・カット」シリーズの中で最大規模の立体作品《スプリッティング:四つの角》(サンフランシスコ近代美術館蔵)が初来日。これまでほとんどアメリカ国内から出ることの無かった貴重な作品をご覧いただけます。

■マッタ= クラークが生きたのは、世界経済が爆発的成長を始める1970 年代、そしてニューヨークという資本主義の実験場でした。そこで行われた彼の活動の核心とは、豊かなコミュニティーの創出にアートが寄与する方法の模索にありました。今日、世界に先立って社会の収縮を迎えつつあるここ東京において、彼の軽やかでクール、そして詩的なアイデアの数々は、豊かに生きるためにいま何ができるかを、私たち一人ひとりが考えるためのさまざまなヒントを示してくれるでしょう。

 

開催概要 

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【会場】東京国立近代美術館 1F 企画展ギャラリー
【会期】2018年6月19日(火)~2018年9月17日(月・祝)
【時間】10:00-17:00(金・土曜は10:00-21:00)
*入館は閉館30分前まで
【休館】 月曜(7/16、9/17は開館)、7/17(火)
【料金】 一般1,200(900)円、大学生800(500)円
*( )内は20名以上の団体料金。いずれも消費税込。
*高校生以下および18歳未満、無料(要証明)。 障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料(要証明)。
*キャンパスメンバーズ加入校の学生は、学生証の提示で割引料金500円でご鑑賞いただけます。

◆本展の観覧料で入館当日に限り、「MOMATコレクション」(4-2F)、「瀧口修造と彼が見つめた作家たち コレクションを中心とした小企画」(2Fギャラリー4)もご覧いただけます。
◆リピーター割引:本展使用済み入場券をお持ちいただくと、2 回目以降は特別料金(一般 500 円、大学生 250 円)でご覧いただけます。

 

 

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