富士十二景図

藝大コレクション展 2019

ARTLOGUE 編集部2019/01/30(水) - 02:34 に投稿
東京藝術大学は、その前身である東京美術学校開校に先だって、様々な芸術資料を収集してきました。そこには、東京美術学校および東京藝術大学の歴代在学生・卒業生たちの作品(「学生制作品」と呼ばれます)や、歴代教員の作品、そして、学生の教材として用いられた美術資料が含まれており、その総数は約3万件にのぼります。そして、この多様なコレクションを紹介するのが「藝大コレクション展」です。 今年の藝大コレクション展では、コレクションの多様な側面をご紹介します。第1期、第2期ともに、いわゆる「名品」として知られる作品をご覧いただくだけでなく、「Collection in Focus」と題したセクションで、これまで紹介される機会の少なかった作品・資料を、新しい視点から展示します。 この展覧会でとくに注目されるのは、藝大の近世絵画コレクションの優品である池大雅《富士十二景図》連作です。全12幅のうち、本学が7幅、他館で4幅の存在が知られていましたが、このたび最後の1幅が発見され、収蔵されることになりました。この1幅の収蔵を記念した特集展示を行います。 【会期】 第1期:2019年4月6日(土)~5月6日(月・休) 第2期:2019年5月14日(火)~6月16日(日) ※第1期と第2期で大幅な展示替がございます