近世美術

特別展「京都・醍醐寺 ー 真言密教の宇宙 ー」

ARTLOGUE 編集部2018/12/11(火) - 13:06 に投稿
京都市の南東に位置する醍醐寺は、千百年以上の歴史を持つ真言密教の名刹です。 その歴史は、平安時代・貞観16年(874年)、理源大師聖宝(832~909)が醍醐味の水が湧き出るという笠取山に草庵を結んだことに始まります。 開創以来、人々の願いをかなえる祈祷や修法といった実践を重視する寺として発展し、ときの権力者たちの篤い信仰を集めてきました。 こうした歴史を物語るように、醍醜寺には数多くの仏像や仏画、経典類が伝わっています。 本展では、密教美術の宝庫ともいえる醍醐寺から、薬師堂本尊である薬師如来および両脇侍像(国宝)をはじめ国宝・重要文化財を多数含む珠玉の仏教美術をご紹介いたします。 加えて、豊臣秀吉による「醍醐の花見」ゆかりの品々や俵屋宗達らの華やかな近世美術も見どころです。密教美術の頂点ともいえる名品の数々をご堪能ください。