野村仁

センス・オブ・スケール展

ARTLOGUE 編集部2019/02/22(金) - 02:45 に投稿
私たちは科学の進化とメディアの発達によって、目に見えない最小の物質から遠く離れた宇宙の果てまで、あらゆるスケールの事象について情報を得られるようになりました。その一方で、実際の大きさを体感することはとても難しいことです。アーティストにとってもスケールは、作品のコンセプトや展示空間こ影響する現代的なテーマの一つです。本展では、現代美術を中心に、精密な縮小模型から巨大化したオブジェ、視点を対象から離すことで広範囲の世界をとらえた写真や絵画、異なる縮尺が存在するインスタレーションなどを取り上げます。

ニュー・ウェイブ 現代美術の80年代

ARTLOGUE 編集部2018/10/13(土) - 11:38 に投稿
1980年代は、現代史の中でどのような時代に位置づけられるでしょうか。日本では、昭和から平成へと時代が変わり、バブル景気に沸く一方、大きな事件や事故、災害に見舞われた時代でした。また、20世紀末の混沌とした世界情勢の影響を受け、人々の感情や内面が激しく揺さぶられた10年でもありました。 美術は、時に時代を映し出す鏡の

野村仁「宇宙開闢年表」 Cosmic Sensibility が成し遂げた3 つのステージ 又は 限りなく遠い記憶

ARTLOGUE 編集部2018/02/07(水) - 19:09 に投稿

野村仁 「宇宙開闢年表」

Cosmic Sensibility が成し遂げた3 つのステージ

又は 限りなく遠い記憶

Hitoshi Nomura: The History of Space-Time
3 Stages Accomplished by Cosmic Sensibility, or Infinitely Distant Memories

 

物体に“時の経過”を見る独自の視点をもち、コンセプチュアルな自然との対話を通して、彫刻表現の新たな世界と可能性を追求し続ける野村仁。写真を主な制作手法とし、物体の運動や宇宙の秩序をカメラで捉える一方、野村はしばしば隕石やDNA、古生代の植物化石を用いて、“生命”や“宇宙の起源”にスポットライトを当てた作品を手掛けてきました。