日本画

2019年初夏展 ご存知ですか?大坂画壇

ARTLOGUE 編集部2019/04/17(水) - 02:31 に投稿
江戸・京都と並んで、江戸時代の三大都市として栄えた大坂の町。大坂の繁栄を支えた町人たちは、経済面だけでなく、文化面においても主な支持基盤となりました。個性的な戯画で知られる耳鳥齋、上京して松村景文に学び、大坂に四条派の写生を広めた西山芳園、琳派絵師の中村芳中など、大坂の町に生まれ、また集った絵師たちを総称して「大坂画壇」と呼びます。大坂を舞台として活躍をした絵師たちの画風は狩野派から戯画まで幅広く、個性に満ちています。この度の展覧会では、バラエティに富んだ大坂画壇の作品約40点を、個人コレクションよりご紹介いたします。

明石市制施行100周年記念 企画展 郷土作家シリーズ「明石市100年の日本画家」

ARTLOGUE 編集部2019/04/13(土) - 02:31 に投稿
2019年11月に市制施行100周年を迎える明石市。この100年の間に明石の郷土作家たちは多彩な作品を生み出してきました。本展では、明石藩最後の儒学者橋本海関から現代の作家まで、100年間の明石に縁のある作家8名の作品を取り上げ、明石で育まれた日本画の世界をご紹介します。

水野コレクション「日本画デラックス ― 雅邦、大観、玉堂、松園、巨匠たちの系譜」

ARTLOGUE 編集部2019/04/12(金) - 02:31 に投稿
近代日本画の巨匠・橋本雅邦、横山大観、川合玉堂、上村松園―。彼らが巨匠たる由縁は、それぞれの系譜がのちの画壇に脈々と続いたことにもあります。 本展は、そうした名だたる大家たちの系譜に焦点をあてた展覧会です。日本画という言葉そのものが作られた明治期、多くの弟子たちを育てた「雅邦の系譜」、そして松園・鏑木清方らによる見目麗しい「美人画の系譜」、地元ゆかりの池上秀畝や菊池契月といった知る人ぞ知る「信州の系譜」。さらには、1887(明治20)年の開校以来、偉人たちを輩出し続けた「東京美術学校の系譜」など。 改修工事による長期休館前に、水野美術館の珠玉の名品を惜しげなく一挙公開する、またとない機会です。あなたも是非、デラックス(豪華)な日本画の世界へ! ※会期中、一部展示替えあり(前期:6/1 - 7/15、後期: 7/17 - 9/1)

松尾敏男展

ARTLOGUE 編集部2019/04/12(金) - 02:31 に投稿
本展は、日本画家:松尾敏男(1926-2016)の画業を、「新しい日本画を志して」「内省的な絵画から写生重視の絵画へ」「現代における日本画の可能性を信じて」「画業の終着点へ」の4つの章に分け紹介していきます。

テーマ展「仏教美術ことはじめ お釈迦さまの美術」

ARTLOGUE 編集部2019/04/12(金) - 02:31 に投稿
難解なイメージのある仏教美術について、わかりやすい解説を交えながら尊像ごとに紹介するシリーズ企画。1回目となる今回は「釈迦如来」を取り上げます。 仏教の開祖である釈迦は紀元前5世紀頃に実在した人物とされ、釈迦が説いた教えは仏教として今も広く信仰されています。誕生から涅槃までの80年間にわたる釈迦の生涯は「仏伝」といわれ、多くの経典に記されて美術の主題としても取り上げられました。仏教美術の基本ともいえる釈迦如来の造形を若狭に伝来する文化財から紹介します。 【主な展示作品】 ・銅造誕生釈迦仏立像(小浜市・洞源寺蔵)※初公開 ・木造釈迦如来坐像(若狭町・慈眼寺蔵) ・紙本著色出山釈迦図(小浜市・雲外寺蔵)※初公開 ・絹本著色釈迦三尊像(小浜市・長泉寺蔵)※初公開 ・絹本著色弥勒菩薩像(小浜市・萬徳寺蔵/重要文化財)※前期のみ ・絹本著色仏涅槃図(小浜市・谷田寺蔵/福井県指定文化財)※後期のみ ※前期(4/18~5/10)と後期(5/11~6/2)で一部の資料を入れ替えます

山口蓬春の描いた明治・大正・昭和

ARTLOGUE 編集部2019/04/12(金) - 02:31 に投稿
山口蓬春は、東京美術学校日本画科を大正12年(1923)に卒業するまで、数多くの古典絵画を研究しやまと絵の基礎を築きました。その後、新興大和絵会での活躍により、近代化をめざした数多くのやまと絵の風景画を手がけていることはよく知られています。しかしその一方で古典絵画の研究成果が結実した歴史画制作の名手でもあったのです。 こうした真摯な研究態度も手伝い、蓬春のもとには歴史画制作の依頼も舞い込むようになります。それらの作品には西洋画科時代に培った確乎たるデッサン力を基に、綿密な現地視察、自らが甲冑や装束を着用してモデルとなり歴史人物画の制作など、時代の証人・蓬春ならではの緻密な時代考証の技術が寸分の狂いもなく集約されています。 本展では蓬春が『天皇の世紀』(大佛次郎著)の挿絵原画(昭和42年)として描いた明治時代の日本のすがたを中心に、大正時代の風俗を活写した《女の肖像》(大正元年頃)、《初夏の頃》(大正13年)、昭和大典の皇室儀礼を描いた下図(未発表)なども展示いたします。 なお、この度の改元を祝賀して、皇居宮殿正殿松の間のために蓬春が描いた杉戸《楓》下絵、ならびにその制作過程が窺われる素描など、皇室ゆかりの収蔵品もあわせてご覧ください。

館蔵 近代の日本画展

ARTLOGUE 編集部2019/04/12(金) - 02:30 に投稿
館蔵の近代日本画コレクションから、「人物表現」を中心に、横山大観、下村観山、川合玉堂、上村松園、鏑木清方、松岡映丘、安田靫彦、前田青邨など明治から昭和にかけての近代日本を代表する画家の作品約40点を選び展観します。宇野雪村コレクションの華麗な石印材も同時公開。

ピーター・ドラッカー・コレクション水墨画名品展

ARTLOGUE 編集部2019/04/12(金) - 02:30 に投稿
2015年春、千葉市美術館では「ドラッカー・コレクション珠玉の水墨画─『マネジメントの父』が愛した日本の美─」を企画し、巡回先の美術館と協同して開催しました。「マネジメントの父」と称えられ日本でも絶大な信頼を得てきた経営学者ピーター・F・ドラッカー(1909-2005)の、アメリカ・カリフォルニア州クレアモントの自宅に保管されてきた日本絵画のコレクションから111点を借用した展観でした。 そのドラッカー・コレクションの全197点が、その後日本の企業によって取得され、このたび千葉市美術館に寄託されました。ドラッカー夫妻が30年以上にわたって熟慮のうえ収集し、書斎で日々楽しみ学び、思索を深める手段でもあった作品の全てが散逸することなく日本に戻り、さらに、公立美術館のもとに保存・管理が委ねられ、調査研究や展示などの活用に供される運びとなったのです。 本展はこの寄託を記念し披露目のために開催するものです。若きドラッカーが1930年代のロンドンで出会い「恋に落ちた」日本美術とは─。「正気を取り戻し、世界への視野を正すために日本美術を見る」と言っていたドラッカー。高度成長期以来の日本に毎年のように招聘されるたびに熱心に作品を見て収集した彼が最も好んだのは、日本の水墨山水図でした。稀少な室町時代の水墨画を最大の特色とする個性的なこのコレクションの真髄をご覧いただきます。 前回の展覧会を見逃した方も、そうでない方も是非、あらためてお楽しみいただけるよう、その後判明したドラッカーの収集に関する新しい資料も交えた約50点で展示を構成いたします。雪村から若冲まで──。どうぞご期待ください。

没後200年記念 増山雪斎展

ARTLOGUE 編集部2019/04/11(木) - 02:31 に投稿
伊勢国長島藩第5代藩主・増山正賢(1754-1819)は、書画に長けた文人大名として、「雪斎」の号で知られています。画は、清の沈南蘋に私淑し、山水人物から花卉草虫に至るまで、数多くの作品を遺しました。とりわけ、虫類を真写した博物図譜、南蘋流の花鳥画にみられる表現の精緻は、高く評価されてきました。 雪斎の細やかな写生は、江戸博物学の発展という時代背景とともに、愛護の心に富んだ人格によるものといえます。雪斎の師友に対する情は篤く、江戸詰のお抱え絵師の春木南湖を長崎に遊学させて、来舶清人・費晴湖などに画を学ばせるなど厚遇し、また大坂の木村蒹葭堂が零落した時は、しばらく領内にて庇護し、その苦境を支えました。 藩も身分も越えた親交は、雪斎の文人的教養を高めるにとどまらず、長島藩の文化振興にも影響を与えました。本展覧会では、没後200年という節目の年にあたって、雪斎の業績を顕彰し、雪斎の画業をたどる作品、雪斎とこの地に関わりのある画家の作品を広く紹介します。