デニス・オッペンハイム

MOT サテライト 2018 秋 うごきだす物語

ARTLOGUE 編集部2018/10/25(木) - 18:41 に投稿

「MOTサテライト」は、改修休館中に東京都現代美術館の活動を館外に拡張し、まちなかでアーティストの作品展示やプロジェクトを実施することで、「まち=地域」の魅力を再発見しようとする試みです。

江戸時代からの下町情緒や水辺の風景などの魅力あふれるまちの特色に加えて、近年ではカフェやギャラリーも賑わいを見せるなど、新旧の文化が交わる清澄白河。1995年に開館以来、東京都現代美術館はこの地で活動を続け、国内外の現代美術を発信してきました。

第3回となるMOTサテライト2018秋は、「うごきだす物語」というテーマのもと、2019年3月下旬に迫った美術館のリニューアル・オープンへの気運を高め、地域や関係各所との連携をさらに深めていくことを目指します。さまざまな領域で活躍してきた作家や研究者たちが清澄白河周辺のまちや人々と関わり、対話が生まれ、多くの作品や関連プログラムが生まれました。作品やプロジェクトを通してまちの記憶が「物語」として動き始め、今まさに動き始めたまちの姿が生き生きと描き出されていきます。ぜひまちをめぐり、作品と触れ合いながら、本展をお楽しみください。

時間(とき)にうもれる!?パブリック空間のアートー東大中央食堂 宇佐美圭司作品廃棄:アートをおしきせ 20180509

ARTLOGUE 編集部2018/05/09(水) - 20:46 に投稿
昨年10年振りに開催された、街中のパブリックアートを巡って楽しめるアートイベント「ミュンスター彫刻プロジェクト」。1977年開催時に展示されたドナルド・ジャッド(Donald Clarence Judd,  1928~1994)の作品《Untitled》は、常設展示されプロジェクト期間外でもみることの出来る作品の一つです。美術館ではあり得ない作品への落書きも、パブリックスペースに置かれているからこそ!?その身に時の流れを刻みながら、街の歴史に欠かせない存在として川辺に佇んでいます。

 

東京大学の中央食堂に竣工時から約40年に亘って展示されていた 宇佐美圭司 氏の作品《きずな》が、建物改修工事に伴い廃棄されてしまった問題が議論を呼んでいます。

5月8日付で「東京大学消費生活協同組合」が出した「東京大学中央食堂の絵画廃棄処分についてのお詫びと経緯のご報告」では、宇佐美氏の作品が展示されることになった経緯について次のように述べられています。