釜ヶ崎芸術大学

アラワシの詠(うた)

匿名 (未認証ユーザー)2018/11/21(水) - 10:04 に投稿

本展は、詩人吉増剛造の多様な創作スタイルと、企画展「涯テノ詩聲    詩人吉増剛造」に着想を得て構想しています。

「詩人」と聞くと、どのようなイメージを持つでしょう。

文字を推敲して詩作をしたり、できた詩を朗読する人、でしょうか。従来の詩のイメージで吉増を見ると、活動の多様さと幅の広さに驚かされます。「全身詩人」とも評されるその多様な仕事は総じて「詩」であり、他にない存在感を放っています。いつのまにか「詩人」や「詩」というものの持つイメージは崩れ、なにかを表現することに「決まったかたちはない」ということに気付かされます。

では「詩」が詠まれるとき、そこではなにが起きているのでしょう。

隠されていた大切な「なにか」が顕わにされ、もしくは未知の価値がたち現わされているような、そんな感覚を覚えます。そしてそれらは愛おしまれるようにして、ここに詠い留められ、もしくは解き放たれ、私たちに届けられているようです。

本展では、吉増をはじめ、様々な手法でなにかをアラワし、詠うように留める7組の作家を紹介します。それぞれの「なにか」を味わいつつ、表現というものの多様さと、その力を感じていただければ幸いです。


[出展作家]

公開講座「アートの力とマネジメント」講師:中川眞  第1週:アートの力 ①新たなアートの現場へ by 大阪市立大学

中川眞2017/02/15(水) - 19:17 に投稿

本講座は大阪市立大学のオンライン無料公開講座です。2017年3月31日まで gacco のサイトにて受講可能で、テストや課題をクリアーすると修了証がもらえます。

https://lms.gacco.org/courses/course-v1:gacco+ga078+2017_02/about


「アートの力とマネジメント」
第1週:アートの力
① 新たなアートの現場へ


 みなさん、アートはどんな場所で活躍しているでしょうか? そう、美術館や劇場、コンサートホール、ギャラリー、駅やデパート、それから、いまやインターネットの画面上でも、素晴らしく解像度の高い絵画をみることができるようになりましたね。
 そこだけじゃありません、20世紀の後半からは、パブリックアートやアースワークといった形で、アートは既成の空間から外に出てきました。
 これは大阪市に設置されているパブリックアートですね。