魔都の鼓動 上海現代アートシーンのダイナミズム
中国随一の経済都市である上海は近年、地元政府の都市計画による後押しもあり、万博跡地を中心にアート関係施設やイベントが続々と増加し、首都北京を上回る勢いで活発な文化芸術活動が行われています。大規模なビエンナーレや国際アートフェアの開催の他、商業施設を含めた様々な日常空間の中でも次々に実験的な展示や活動が行われるなど、街の至るところでアートシーンの活況が感じられます。
本展では、そのような現在の上海のアートシーンが成立するまでに歴史的に大きな役割を果たしてきた巨匠から新世代の若手まで、国内初紹介となる作家も含めた計13組をご紹介します。そのうち5組は日本で初紹介となる作家であり、本展で初公開となる新作も複数含まれます。
図抜けたスケール感の立体作品から先端技術を駆使した新メディア作品まで、刺激に満ちた作品の数々を通して、目まぐるしく変化する隣国のシーンの熱気を体感いただければ幸いです。