愛知県

あいちトリエンナーレ2019

ARTLOGUE 編集部2018/10/26(金) - 17:55 に投稿

あいちトリエンナーレは、2010年より3年ごとに開催されている国内最大規模の国際芸術祭です。

4回目となる2019年の芸術監督を務めるのはジャーナリストかつメディア・アクティビストである津田大介。「情の時代」をテーマとし、国内外から80組以上のアーティストを迎え、国際現代美術展のほか、映像プログラム、パフォーミングアーツ、音楽プログラムなど様々な表現を横断する、最先端の芸術作品を紹介します。

 

北澤美術館所蔵 ルネ・ラリックの香水瓶―アール・デコ、香りと装いの美―

ARTLOGUE 編集部2018/10/23(火) - 19:56 に投稿

20世紀初め、香水が一般の人々に広がるにつれ、香水メーカーは競って美しいデザインの香水瓶を求めるようになりました。宝飾作家として活躍していたフランスのルネ・ラリック(1860~1945)は、香水商フランソワ・コティから依頼され、ガラスの香水瓶を制作し始めます。ラリックの香水瓶はその優美なデザインにより、瞬く間に人気を集めました。ラリックは以降、ガラス工芸家に転向し、20世紀初頭のモダンな様式、アール・デコを代表するデザイナーとなりました。

同じころ、ファッションにも大きな変化がありました。服飾デザイナーのポール・ポワレ(1879~1944)がコルセットを使用しないドレスを発表したことを機に、従来のボリュームを強調したシルエットから、より活動的で、体に沿ったデザインに変化しました。

本展では、ガラス工芸コレクションで世界屈指の質、量を誇る北澤美術館の所蔵品から、ラリックが手掛けた香水瓶を中心に、アクセサリーやパフューム・ランプ、化粧品容器などを紹介します。あわせて神戸ファッション美術館の協力により、アール・デコの装いを代表するドレスやファッション・プレート(ファッション誌を飾った手彩色の版画)を展示します。

 

アートラボあいち自主企画展 「サイト&アート 02 窓から。」

ARTLOGUE 編集部2018/10/23(火) - 15:42 に投稿

アートラボあいちの自主企画展として、4 名の作家による展覧会「サイト&アート 02    窓から。」を、2018年10月27日(土)より開催します。
本展覧会では、アートラボあいちが入る愛知県庁大津橋分室の「窓」に着眼し、「窓」にアプローチする作家の作品を介して、空間・時空・人の関係を描き出します。

 

アートラボあいちのある愛知県庁大津橋分室は、昭和8年(1933年)に建造され、戦前からの歴史を感じさせる建築です。
アートラボあいちの展覧会シリーズ「サイト&アート」は、このアートラボあいちの場所や建物の特性を読み解き、手掛かりとすることで、この場所ならではの展覧会とするものです。

2018年 1月6日(土)から開催した今村遼佑氏による個展「サイト&アート 01 雪は積もるか、消えるか」に引き続き、シリーズ第2回目となる「サイト&アート 02    窓から。」を開催します。

出展作家:今枝大輔(いまえだだいすけ)、大洲大作(おおずだいさく)、津田道子(つだみちこ)、堀辰雄(ほりたつお)

 

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蜷川実花展-虚構と現実の間に-

ARTLOGUE 編集部2018/10/22(月) - 15:33 に投稿

桜ヶ丘ミュージアムでは平成 27 年の改修後、市民に開かれたミュージアムを目指して様々な活動を展開しています。

 

今回は写真家の枠を超え、映画、デザイン、ファッションなど、ジャンルにとらわれることなく多彩な活躍をしている蜷川実花の展覧会を行います。

 

 

元永定正展 おどりだすいろんないろとかたちたち

ARTLOGUE 編集部2018/07/05(木) - 15:09 に投稿

元永定正は、『もこ  もこもこ』(文・谷川俊太郎)や『もけらもけら』(文・山下洋輔)など数多くの絵本を制作しました。今までにないものをつくるというモットーをもっていた関西の前衛美術グループ「具体美術協会」の代表的なメンバーであった彼は、絵本におい  も誰かの真似をするのではなく、新しくておもしろいものを日々、追い求めていました。そんな彼の作品に登場するいろんないろとかたちたちは、まるでそれぞれが性格をもった生き物のよう。画面いっぱいに広がる明るい色彩とユーモラスなかたちは、わたしたちを愉快な世界へ引き込みます。

本展では、絵本原画をはじめ、カラフルないろだまが描かれた絵画や版画、立体作品、そして、具体活動時代の絵画など約120点を展示します。いろとかたちで繰り広げられる絵の純粋なおもしろさ、新しいものを生み出そうとした彼の自由な発想力と表現力をお楽しみください。

 

至上の印象派展 ビュールレ・コレクション

ARTLOGUE 編集部2018/06/13(水) - 17:59 に投稿

スイスの大実業家エミール=ゲオルグ・ビュールレ(1890-1956年)は、生涯を通じ絵画蒐集に情熱を注いだ、傑出したコレクターとして知られています。17世紀のオランダ派から20世紀の巨匠に至る作品、とりわけ印象派・ポスト印象派の作品は傑作中の傑作が揃い、そのコレクションの質の高さゆえ、世界中の美術ファンから注目されています。

本展では、ビュールレ・コレクションからアングル、ドラクロワ、ドガ、マネ、モネ、ルノワール、セザンヌ、ファン・ゴッホ、ゴーギャン、ピカソら著名な作家の作品64点をご覧いただきますが、その内約半数が日本初公開です。特にモネ、ルノワール、セザンヌといった印象派・ポスト印象派の作家の傑作が含まれています。ビュールレ・コレクションが、ヨーロッパ以外にまとまって貸し出されたことはほとんどなく、2020年にはチューリヒ美術館に移され、管理されることが決まっています。本展はビュールレ・コレクションの全貌が日本で見られる最後の機会です。

高さ2メートル×幅4メートルの大作モネの《睡蓮の池、緑の反映》は、これまでスイス国外には一度も出たことがありませんでした。この門外不出といわれたモネの傑作「睡蓮」が見られる貴重な機会です。