港区

ヒロシマ・アピールズ展

ARTLOGUE 編集部2018/08/03(金) - 21:40 に投稿
「ヒロシマ・アピールズ」ポスター第1作「燃え落ちる蝶」亀倉雄策(1983)


原爆の記憶を絶やすことなく、平和を希求する想いを広く伝えようと、日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)とヒロシマ平和創造基金、広島国際文化財団が行っている
「ヒロシマ・アピールズ」。純粋に中立な立場から「ヒロシマの心」を訴える「ヒロシマ・アピールズ」ポスターを毎年一名のグラフィックデザイナーが制作し、国内外に頒布する活動を続けています。

本展ではその第1回となる1983年に制作された亀倉雄策(1915-1997)の『燃え落ちる蝶』より今年度まで、全21作品を紹介。さらに、13歳のときに被爆し、平和への願いを込めた100枚のポスター制作に挑んだ広島出身のデザイナー、片岡 脩(1932-1997)の作品も特別展示します。

デザインによって伝えられる鮮明なメッセージ。ヒロシマの記憶と未来への願いについて、多くの方々と考える機会となれば幸いです。

若手女性作家グループ展シリーズ Ascending Art Annual Vol.2

ARTLOGUE 編集部2018/07/04(水) - 18:47 に投稿

ミレニアル世代4作家が捉える、

スマート社会における「まつり」

スパイラルは、若手女性アーティストを中心に紹介する展覧会シリーズ「Ascending Art Annual」を2018年7月19日(木)̶8月5日(日)までスパイラルガーデン(スパイラル1F)にて開催いたします。

第2回目のテーマは「まつり、まつる」。「祭り」、「奉り」、「祀り」、「政り」、「纏り」など、さまざまに表される「まつり」は、神を祀る(まつらう)から派生し、祈祷・祝祭はもとより、政治や衣服、そして関係性を尊ぶなど多様な意味を持ちます。
産業を取り巻く構造が変化し、土地や慣習に暮らしが縛られない現在。アーティストたちは、祭礼や偶像崇拝、文様などに向き合い、場と時と人々を独自の手法でつなぎ直そうと試みています。AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)など便利さが優先される時代に、あえて不合理な営みを取り入れ、共感や興奮、畏怖、時に反発などの感情を生み出す「まつり」は、新たな共同体の維持装置になりえるのでしょうか。

第21回 文化庁メディア芸術祭 受賞作品展

ARTLOGUE 編集部2018/06/11(月) - 10:48 に投稿

第21回文化庁メディア芸術祭受賞作品展いよいよ開催

̶メディア芸術の“時代(いま)”を感じる受賞作品の展示と

多彩なプログラムを実施̶

 

このたび、文化庁では「第21回文化庁メディア芸術祭受賞作品展」を2018年6月13日(水)から6月24日(日)までの12日間、東京・六本木の国立新美術館を中心に開催します。

本展では、アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門に応募された4,192作品(過去最高世界98の国と地域からの応募)の中から厳正な審査を経て選ばれた全受賞作品と、功労賞受賞者の功績等を紹介します。優れたメディア芸術作品の数々と、国内外の多彩なクリエイターやアーティストが集う様々な関連イベントを通じて、メディア芸術の“時代(いま)”を映し出します。

 

MINGEI 民藝- Another Kind of Art 展

ARTLOGUE 編集部2018/09/07(金) - 02:30 に投稿
1925年、民衆の用いる日常品の美に着目した柳宗悦(1889-1961)が、無名の職人たちによる民衆的工芸を初めて「『民藝』と名づけました。 民藝の特徴でもある風土や風習を生かしたものづくりは、世代を超えて受け継がれていくなかで、素材、色、工程、用途、形などの独自性が際立ち、革新的で衝動的な、枠に捉われない創意工夫へ

特別展「新・桃山の茶陶」

ARTLOGUE 編集部2018/08/07(火) - 02:30 に投稿
信楽・備前・伊賀の大胆な箆目(へらめ)と歪み、志野の白釉に浮かぶ力強い鉄絵、織部の多彩な形と爽快な釉薬の掛け分け、そして唐津の自由な文様表現。16~17世紀初頭に作られたこれら「桃山の茶陶」は、唐物にはない和物茶陶ならではの魅力に溢れ、日本を代表するやきもののひとつとなっています。 根津美術館では平成元年(1989)

エキゾティック×モダン アール・デコと異境への眼差し

ARTLOGUE 編集部2018/08/02(木) - 21:28 に投稿
両大戦間期のフランスに花開いたアール・デコ。この時期に盛んとなった非ヨーロッパ圏の文化・美術との出会いは、アール・デコの美意識と造形に大きな影響を与えました。1909年の登場から、瞬く間にパリを席巻したロシア・バレエと1925年にアメリカから渡り、時代のアイコンとなったダンサー、ジョゼフィン・ベイカー、1922年のツタ

オルセー美術館特別企画 ピエール・ボナール展

ARTLOGUE 編集部2018/08/02(木) - 21:19 に投稿
ピエール・ボナール(1867-1947年)は、19世紀末から20世紀前半にかけてフランスで活躍した画家です。世紀末のパリでナビ派の一員となったボナールは、浮世絵の影響のもと、躍動的かつ装飾的な作品を生み出し「日本かぶれのナビ」の異名を取りました。 本展は、パリのオルセー美術館の特別協力を得て、その豊富なコレクションを中

鴻池朋子「ハンターギャザラー」

ARTLOGUE 編集部2018/08/02(木) - 20:05 に投稿
日本の現代アートを牽引するアーティスト、鴻池朋子の秋田県内初の大規模個展です。 人間のものづくりの原型である『狩猟採集』をテーマとし、害獣駆逐された熊の毛皮、縄文土器、奥羽山脈などを新たなスケールで視覚化し、エネルギーの問い直しを試みます。 【関連イベント】 ・鴻池朋子アーティストトーク 日時:9月15日(土)、11

AUDIO ARCHITECTURE:音のアーキテクチャ展

ARTLOGUE 編集部2018/06/14(木) - 12:36 に投稿

21_21 DESIGN SIGHTでは2018年6月29日より、企画展「AUDIO ARCHITECTURE:音の アーキテクチャ展」を開催します。展覧会ディレクターには、独自の表現により、ウェブ、インターフェース、 映像の分野で高く評価されている中村勇吾を迎えます。

私たちが普段なにげなく親しんでいる音楽は、音色や音域、音量、リズムといった様々な要素に よって緻密にデザインされた構造物(アーキテクチャ)であると言えます。しかし、日常の中でその 成り立ちや構造について特別に意識する機会は少ないのではないでしょうか。

本展では、ミュージシャンの小山田圭吾(Cornelius)が音楽の構造に着目して書き下ろした新曲 「AUDIO ARCHITECTURE」を、気鋭の作家たちがそれぞれの視点から解釈し、映像作品を 制作します。参加作家は、映像、アニメーション、ダンス、グラフィック、広告、イラストレーション、プログラミング、メディアデザインなどの領域を横断しながら、多彩な感性をもって新しい表現に 取り組む9組です。