建築 × 写真 ここのみに在る光
本展では東京都写真美術館のコレクションを中心として、さまざまな建築を捉えた写真を展示します。写真が発明された頃からどのような建築が写されてきたのか、そして現代の写真家がどのように建築を捉えてきたのかを紹介します。その中には、今ではすでに存在しないものや、実際に見ることが困難なものも少なくありません。写真家が建築を撮るときに感じた光を追体験していただけることでしょう。
瀧本幹也氏は、自身の作品制作活動をはじめ、広告写真、グラフィック、エディトリアル、コマーシャルフィルム、映画など幅広い分野の撮影で活躍する写真家です。1998年からそのキャリアをスタートさせた写真はもとより、2012年から取組み始めた映画の撮影でも、「そして父になる」(2013年)で第66回カンヌ国際映画祭コンペティション部門審査員賞、「海街diary」(2015年)で第39回日本アカデミー賞最優秀撮影賞、最新作「三度目の殺人」(2017年)では第41回日本アカデミー賞優秀撮影賞を受賞。見る人の心を捉える気鋭の写真家としてますます注目を集め、日本写真界をリードしています。