2025年に注目して! 関西発・文化芸術を世界に向けて発信する国際芸術祭「Study:大阪関西国際芸術祭 2025」のお得な「早割」チケット販売中!

遠藤 友香2025/01/08(水) - 15:33 に投稿
安藤忠雄が美術館として建築、1994年に竣工した「大阪文化館・天保山」

Study:大阪関西国際芸術祭 2025

文化芸術・経済活性化や社会課題の顕在化を意味する「ソーシャルインパクト」をテーマとした大規模アートフェスティバルの開催を目指し、その実現可能性を検証するためのプレイベントとして、2022年より過去3回国際芸術祭を開催してきた「Study:大阪関西国際芸術祭」。2025年、規模を拡大して満を持して「Study:大阪関西国際芸術祭 2025」を、2025年4月6日から10月13日まで開催予定です。

安藤忠雄建築の大阪文化館・天保山、黒川紀章建築の大阪国際会議場・中之島、西成、 船場、JR大阪駅エリアなど、大阪・関西地区の様々な場所で、展覧会やアートフェア、アートプロジェクトを展開します。

釜ヶ崎芸術大学のアートに出会う日常に宿泊できる“Our Sweet Home” 森村泰昌(美術家)× 坂下範征(元日雇い労働者、釜ヶ崎芸術大学在校生)
釜ヶ崎芸術大学のアートに出会う日常に宿泊できる“Our Sweet Home”
森村泰昌(美術家)× 坂下範征(元日雇い労働者、釜ヶ崎芸術大学在校生)

中でも注目して欲しいのが、かつて高度経済成長期の肉体労働に従事するために集まってきた労働者たちが住まう場所だった釜ヶ崎(西成エリア)。近年、⻄成地域に急速に増えつつある在日外国人。かつて日雇労働者の街として全国各地から労働者が集まり、その中で繁栄してきた同地域の商店街は、労働者の高齢化、不況による失業など時代の変遷のなかでシャッター街と化していましたが、ここ10年ほどで中国系・ベトナム系のカラオケ居酒屋や飲食店等が大量に入居しているそう。また、少子高齢化による労働力不足が深刻化する日本において、技能実習生として来日する外国人も多く、⻄成区の居住者は増加傾向にあるといいます。本芸術祭では、立ち上げ当初から、このエリアの持つアートの力に視線を向けてきました。

2025年、本芸術祭の会期中も、NPO法人「こえとことばとこころの部屋(ココルーム)」が運営する「釜ヶ崎芸術大学」、および「kioku手芸館 たんす」を拠点に展開するファッションブランド「NISHINARI YOSHIO」等と連携し、新しい出会いと創造の場が日常になるような活動を創出します。

釜ヶ崎芸術大学の外観
釜ヶ崎芸術大学の外観

釜ヶ崎芸術大学は、2012年に大阪市西成区釜ヶ崎にて開講。釜ヶ崎の街を大学にみたて「学び合いたい人がいれば、そこが大学」として、地域のさまざまな施設を会場に、天文学、美学、合唱など、年間約80〜100講座を開催しています。近年は釜ヶ崎に暮らす人たちの高齢化により、記憶や記録に注力しながら「であいと表現の場」として活動。近隣の高校や中学校への出張講座や、大阪大学との協働講座も実施しています。2019年、ペシャワール会で井戸を掘ってきた蓮岡修氏の協力を得て、釜ヶ崎の元日雇い労働者に教わりながら、こどもや旅人、難民など700人とスコップで井戸を掘った過去も。ヨコハマトリエンナーレ、アーツ前橋、さいたま国際芸術祭など、国際的な芸術領域での活動の場を広げています。⻄成地域の現状を知るためにも、ぜひ足を運んでみてください。

Patricia Piccinini, The Comforter,2010 ©Patricia PiccininiCourtesy of Olbricht Collection and the artist
Patricia Piccinini, The Comforter,2010 ©Patricia PiccininiCourtesy of Olbricht Collection and the artist
Maurizio Cattelan , Ave Maria , 2007 ©Maurizio CattelanPhoto: Attilio MaranzanoCourtesy of Maurizio Cattelan`s Archive and Institute for Cultural Exchange, Tübingen
Maurizio Cattelan , Ave Maria , 2007 ©Maurizio CattelanPhoto: Attilio MaranzanoCourtesy of Maurizio Cattelan`s Archive and Institute for Cultural Exchange, Tübingen

その他、参加アーティストにも着目。例えば、実物と遥かに異なる大きさの作品で見る者に違和感を植え付けるロン・ミュエク(オーストリア)、異種交配によってつくり出されたかのような見たこともない生命体をリアルな存在感で表現するパトリシア・ピッチニーニ(シエラレオネ )、ユーモラスでありながら現代社会の矛盾を喚起する視点を投げかけるマウリツィオ・カテラン(イタリア)らが参加します。

ただいま、「Study:大阪関西国際芸術祭 2025」の入場チケットの先行販売を実施中です。2025年1月10日(金)までの期間限定、かつ先着500名様までの限定チケットとなっています。

チケット | Study:大阪関西国際芸術祭 2025

アートを端緒として、大阪・関西地区が大いに沸いていく様子にぜひご期待ください。

 

■「Study:大阪関西国際芸術祭 2025」

開催期間: 2025年4月6日~10月13日

会場:大阪・関西万博会場内、大阪文化館・天保山(旧サントリーミュージアム)・ベイエリア、中之島エリア(大阪国際会議場)、船場エリア、西成エリア、JR大阪駅エリア、他(2024年10月時点)

【主催】大阪関西国際芸術祭実行委員会
概要 | Study:大阪関西国際芸術祭 2025

【協力・後援】 ※前回実績
大阪府・大阪市、公益社団法人関西経済連合会、大阪商工会議所、一般社団法人関西経済同友会、 一般社団法人 関西領事団、公益財団法人大阪観光局、辰野株式会社、他

総合プロデューサー:鈴木大輔(株式会社アートローグ代表取締役CEO)

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