現代アートに特化した日本最大級の新アートフェア「Art  Collaboration Kyoto」、 新型コロナウイルスの影響により開催延期

岩田文香2021/01/15(金) - 19:20 に投稿
©Art collaboration Kyoto

2021年2月11日(木・祝)〜14日(日)に、国立京都国際会館にて開催予定だった「Art  Collaboration Kyoto」が新型コロナウイルスによる緊急事態宣言発出を受けて、開催を延期することを発表しました。
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今回延期になった「Art Collaboration Kyoto」は、新型コロナウイルスにより海外との交流が難しくなるなかで、今までのギャラリー同士の関係性から互いに協力し合い実現した日本最大級の現代アートに特化したアートフェア。日本国内のギャラリーがホスト、海外が本拠点のギャラリー(欧州から10軒、アジアから7軒、北南米から6軒)がゲストとしてブースを共有するユニークな構成で、さまざまなアーティスト作品を展示します。

メイン会場は、作品同士が干渉し合わないようにブースで切り離されており、ブースとブースの間にはカフェがあったりイベントが行われたりするスペースもあるとのこと。普段のギャラリーで鑑賞するような空間とは、一味違った楽しみ方が期待できます。さらに、メイン会場の国立京都国際会館だけではなく、そのほか京都市内の書店や特設会場でのイベントも開催予定。京都全体でアートを体感できる大規模なイベントとなっています。

会場イメージ©Art collaboration Kyoto
会場イメージ©Art collaboration Kyoto

「Art Collaboration Kyoto」には、このような社会の状況でもアートを通して国際交流の場を設け、実際に作品を購入して楽しいんでもらいたいという想いがあります。
現代アートときいて、日本国内のアーティストや作品を思い浮かべる方も多いと思いますが、現代アートという括りは、当然のことながら世界規模で生み出されているもの。この機会に海外の現代アートにも触れてみてほしいと思います。

また、もうひとつのセクションとして、京都にゆかりのあるアーティストたちの作品も展示されます。今回出展するギャラリーのひとつ「WAITINGROOM」のオーナー芦川氏によると、京都のアーティストは、東京のスピード感とは違い、じっくり時間をかけて制作と向き合う姿勢が魅力の1つとのこと。この言葉を受けて作品を見ると、アーティストと作品の間にある物語をより一層感じることができそうです。

海外へ行くことが難しい今のわたしたちにとっては、国際的なアートのつながりが見られるとても貴重なイベントです。また開催が決まった際にはぜひ足を運んでみてください。

延期後の開催日程については、決まり次第 Art Collaboration Kyoto 公式ホームページにて公表されます。

延期に伴い、チケットの販売も一時停止となります。すでにチケットを購入している方は、チケット購入サイトからの払い戻し等の案内をご確認ください。

開催概要
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Art Collaboration Kyoto(アートコラボレーションキョウト)

会場:国立京都国際会館 イベントホール 他
*上記メイン会場の他に、京都市内で複数の関連プログラムも開催予定。

料金:一般3,000円、大学生/高校生1,500円
(早割価格:一般2,500円、大学生/高校生1,000円)
*現在チケット販売は一時中止

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