住所
岡山県 岡山市 北区天神町9-31
エリア
当館は、学校法人岡山学園(当時の理事長:故安原真二郎氏)から、古代オリエントの美術品1947点が寄贈されたのを機に建設されました。これらは安原氏が情熱を傾けたコレクションで、氏と親交のあった東京大学の故江上波夫名誉教授と、故深井晋司教授の指導の下に形成されたものです。従って、学術的に系統だった収集が特徴で古代オリエントの歴史と文化を理解する上で欠かせない、さまざまな分野の資料が取りそろえられています。 開館後も資料の充実に意を払い、また寄贈や寄託が加わった結果、4800点余の考古美術品を管理するに至りました。今日では、西日本におけるオリエント研究の拠点として、また公立としては国内唯一の専門美術館として、調査研究・教育普及に努めております。 平成16年、開館25周年記念事業の一環として取得したのが、アッシリア・レリーフ「有翼鷲頭精霊像浮彫」です。メソポタミアを初めて統一したアッシリアの芸術は、古代メソポタミア文明の一到達点として輝きを放ち、当館を代表する収蔵品です。また同年、古代オリエント学者として知られる三笠宮崇仁親王殿下に、名誉顧問としてご就任いただきました。 人類最古の文明のあかしとして、また東西文化交流のしるしとして、オリエントには今後ますます多くの関心が注がれることでしょう。それはまた、日本文化の行く末を考える上にも重要な手がかりを提供してくれるに違いありません。当館ではこうした意義を踏まえて、今後も様々な 調査研究・教育普及活動を継続していきたいと考えております。
郵便番号
700-0814
アクセス数
0
1
1
緯度
34.66643607
経度
133.93013365