館のご紹介
岐阜県美術館は「美とふれあい、美と対話する」をテーマに昭和57年11月3日に開館しました。広々とした敷地は豊かな緑と立体造形作品とが調和して、訪れる人の憩いの空間となっています。館内は全館バリアフリーとなっていて、車椅子やベビーカーですべての施設を利用できます。
岐阜県は川合玉堂(かわいぎょくどう)、前田青邨(まえだせいそん)、山本芳翠(やまもとほうすい)、熊谷守一(くまがいもりかず)など、近代日本美術史上に重要な足跡を残した多くの作家を輩出しています。岐阜県美術館では、そうした郷土にゆかりのある作家の作品を収集、展示してきました。それ以外にも、日本美術の流れを展望するにふさわしい作家の作品、世界の美術動向の中で特に創造性にすぐれた作品も積極的に収集し、展示しています。特にオディロン・ルドンを中心とする作品の数々は世界有数のコレクションとなっています。こうした収蔵作品は所蔵品展示室で展示され、年4回の展示替えを行なっているため幅広く観覧できます。
企画展では、世界に眼を広げる国際的な展覧会、日本画や工芸品など伝統的な日本美術の展覧会、21世紀の美術を志向する新しい試みの作品を紹介する展覧会、郷土に根付いて活動する作家を取り上げた展覧会など多角的でユニークな企画を続けています。
その他、企画展と連動した「美術講座」や「作品鑑賞会」、美術の各ジャンルを対象としたさまざまな「実技講座」、親子で参加できる「幼児と子どもの造形教室」「親と子の鑑賞教室」「キッズ・エンジョイ・アート」など多彩な教育普及活動を展開しています。
開館時間
午前10時00分から午後6時00分まで
(展示室の入場は午後5時30分まで)
企画展開催時の第3金曜日(夜間開館日)は午前10時00分から午後9時00分まで
(展示室の入場は午後8時30分まで)
料金
一般330(270)円/大学生220(160)円/高校生以下無料
※()内は20名以上の団体料金
※企画展は展覧会ごとに異なり、その都度決定します
休館日
月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌平日)
年末年始(12月27日から1月3日まで)
アクセス
●JR東海道線「西岐阜」駅より徒歩15分、ふれあいバス乗車(無料)、「県図書館・県美術館」ゆき(約5分)
●東名高速「岐阜羽島I.C.」から車で県庁方面に向かって北進約10km
●東海北陸自動車道「岐阜各務原I.C.」から車で国道21号線を西進約10km