アイ・チョー・クリスティン 霊性と寓意

ARTLOGUE 編集部2018/05/10(木) - 19:13 に投稿
《あまりにもたくさんの魚》2013 油彩、カンヴァス / 170x200 桶田コレクション
© Ay Tjoe Christine, courtesy of Ota Fine Arts

 

アイ・チョー・クリスティン(Ay Tjoe Christine, 1973-)はインドネシアの西ジャワ州バンドン出身の、インドネシアで活躍している現代アーティストです。彼女はドライポイントなどの凹版印刷の技術を習得した後、テキスタイルデザイナーとしてキャリアを積み、2000 年頃からアーティストとしての活動を本格的にスタートさせました。

キリスト教の説話や精神的主題に基づいて表現を行うアイ・チョーの作品は、人間の不完全性や二面性についての深い洞察に裏付けられています。とりわけ絵画における飛び散るような色彩の断片は自身の揺れ動く感情の在りようを示す一方、カンヴァスの余白との魅力的な調和をみせる抽象化されたイメージには、万物と人間との関係性を探求するアイ・チョーの真摯な姿勢が現れているようです。

アイ・チョーの日本の美術館での初個展となる本展は、活動初期のドライポイントやドローイング、具象から抽象の間で表現の可能性を探求してきた油彩画群、ソフトスカルプチャーや大規模なインスタレーション、さらに本展のために制作された新作の大型絵画など、53点の作品を通して、およそ20 年にわたる多角的な創作活動の成果をご紹介いたします。

 

■概 要

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期間:2018年4月28日(土)〜2018年8月19日(日)
時間:10:00〜18:00(金・土曜日は20:00まで)
会場:金沢21世紀美術館 展示室7-12、14
休場:月曜日(ただし7月16日、8月13日は開場)、7月17日(火)
料金:■ 本展観覧券 
    一般=1,000円(800円)、大学生=800円(600円)
    中高生=400円(300円)、65歳以上の方=800円
   ■「起点としての80年代」展との共通観覧券(7月7日〜8月19日)
    一般=1,700円(1,400円)、大学生=1,400円(1,100円)
    小中高生=700円(600円)、65歳以上の方=1,400円
    ※( )内は団体料金(20名以上)及び前売りチケット料金

 

アイ・チョー・クリスティン 霊性と寓意

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