英一蝶《涅槃図》正徳3年(1713)Fenollosa - Weld Collection, 11.4221
Photographs © Museum of Fine Arts, Boston
ボストン美術館の広範なコレクション7分野から
珠玉の80点とともに、
コレクションを築いてきた収集家たちの物語にも着目
約50万点の作品を所蔵する世界有数の美術館として知られるボストン美術館。本展では、その広範なコレクションから、古代エジプト美術、中国美術、日本美術、フランス絵画、アメリカ絵画、版画・写真、現代美術の7分野にわたる珠玉の80点をご紹介します。また、ボストン美術館のコレクションを築いてきた収集家たちの物語にも着目し、ご覧いただく作品がどのように収集家の心をとらえ、美術館に収蔵されることになったのかを探ります。これまで当館でご紹介してきた、ファン・ゴッホが描いたジョゼフ・ルーランとルーラン夫人の夫婦の肖像画、モネの《睡蓮》、徽宗の《五色鸚鵡図巻》をはじめ、初出品の《ツタンカーメン王頭部》、英一蝶の巨大な《涅槃図》、ウォーホルの《ジャッキー》など、東西の名品をご堪能ください。
知られざる栄光、偉大なるコレクターの軌跡。
ボストン美術館は、世界屈指の規模と知名度を誇る百科事典的な美術館です。本展では、その広範なコレクションから、古代エジプト美術、中国美術、日本美術、フランス絵画、アメリカ絵画、版画・写真、現代美術の7分野にわたる珠玉の80点をご紹介します。また同時に、ボストン美術館の素晴らしいコレクションの形成に寄与した収集家たちにもスポットを当てます。彼らはアメリカ国内だけではなく、世界中を旅し、後にボストン美術館へと寄贈される貴重な美術品を見極め、それらを入手しました。東西の至宝を紹介しながら、収集家 たちがどのように魅了され、コレクションを作り上げたのかを探ります。
見どころ
1. 英一蝶の巨大涅槃図、約170年ぶりの修理を経て、初の里帰り!
江戸に生きる人々の風俗画を得意とした一蝶が描く釈迦の入滅。表具をいれると高さは約4.8mにもなる巨大涅槃図が、1年に及ぶ本格的な解体修理を経て初里帰りします。悲しみにくれる菩薩や羅漢、さまざまな動物たちの表情やしぐさは必見です。
2. ファン・ゴッホの「ルーラン夫妻」、二人そろって日本へ
南フランス・アルルでファン・ゴッホが出会ったルーラン一家。見知らぬ土地で生活を始めた画家を支えた夫婦に、彼はどのような眼差しを向けたのでしょうか。この夫婦の肖像画が、2点揃って日本で展示されるのは初めての機会となります。
3. 世界屈指のコレクションに隠れたコレクターたちの物語をたどる。
出品作品の多くは、ボストン市民をはじめとする個人コレクターの手を経て、美術館に収蔵されました。公共心のある魅力的な人物と作品をめぐる物語もご紹介します。
<開催概要>
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会期:2018年2月18日(日)〜2018年7月1日(日)
会場:名古屋ボストン美術館 [MAP]
住所:愛知県名古屋市中区金山町一丁目1番1号
時間:10:00〜19:00(最終入場時間 18:30)
※土・日・祝休日は、10:00~17:00(最終入館時間 16:30)
休館:月曜日
※4月30日(月・祝)は開館
料金:一般 1,300円(1,100円)、高大生 900円(700円)、中学生以下無料
※( )内は前売/団体20名様以上及び平日午後5時以降の割引入館料金
※平日午後5時以降の高校生は無料
TEL 052-684-0101
URL http://www.nagoya-boston.or.jp/index.html
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