未来を担う美術家たち 20th DOMANI・明日展 文化庁新進芸術家海外研修制度の成果

ARTLOGUE 編集部2017/11/21(火) - 22:14 に投稿
mamoru《Further/遠くへ》2016

 

未来を担う美術家たち

20th DOMANI・明日展   

文化庁新進芸術家海外研修制度の成果

寄留者(パサジェ)の記憶

 

文化庁は、将来の日本の芸術界を支える人材の育成のため、若手芸術家が海外の大学や関係機関等で行う研修を支援する「新進芸術家海外研修制度(旧・芸術家在外研修)」を1967年度から実施しており、今年で半世紀を迎えます。また、本研修の成果発表の機会として1998年から「DOMANI・明日展」を開始し、今年度で第20回目となります。この、国立新美術館を会場とした、天井高に恵まれた空間での大規模なグループ展に加えて、より小さな規模でキュレイションの度合いを高めた企画「DOMANI・明日展PLUS」を2015年より別途立ち上げました。ふたつの企画は、文化庁の新進作家の育成プログラムの第二段階――第一段階として海外研修制度で送り出した人材を、日本のアートシーンにプレゼンする機会になることを目指しています。
第20回のDOMANI展は「寄留者 (パサジェ)の記憶 (memories of “passagers”)」をサブタイトルに、国立新美術館の豊かな空間を生かし、研修を終えて比較的時間の浅いフレッシュな人材たちのショウケースとなるよう、作家のラインナップを組みました。研修後も海外ベースでの活動を続ける4作家も含め、自らの生活圏を離れて、「寄留者」=一時的な滞在者となった経験が浮かび上がるはずです。制度50年と第20回目を記念した特別展示やイベントなども併せて行います。

※新進芸術家海外研修制度
文化庁が若手芸術家を海外に派遣し、その専門とする分野の研修を支援する制度。1967年度以来、約3,400名を派遣してきました(うち美術部門は約1,200名)。美術、音楽、舞踊、演劇、映画、舞台美術等、メディア芸術の各分野を対象に1年、2年、3年、特別(80日間)、短期(20日~40日)及び高校生(350日)の6種類があり、研修員は海外の大学や芸術団体で実践的な研修を行っています。この制度の詳しい内容は以下をご覧ください。
http://www.bunka.go.jp/seisaku/geijutsubunka/shinshin/

 

展覧会概要

会期: 2018年1月13日(土)~3月4日(日)
休館日: 毎週火曜日
開館時間: 午前10時~午後6時、毎週金曜日・土曜日は午後8時まで(入場は閉館の30分前まで)
会場: 国立新美術館 企画展示室2E
主催: 文化庁、国立新美術館
協力: 日本航空
制作: アート・ベンチャー・オフィス ショウ
観覧料(税込): 一般 1,000円(800円)、大学生 500円(300円)
     ※( )内は前売および20名以上の団体料金
     ※高校生、18歳未満の方(学生証または年齢のわかるものが必要)
      および障がい者手帳をお持ちの方と付添の方1名は無料
     ※団体券は国立新美術館でのみ販売

 

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