サンシャワー:東南アジアの現代美術展 1980年代から現在まで

ARTLOGUE 編集部2017/10/01(日) - 23:36 に投稿

六本木の2大美術館を巡るアートフェス!

国立新美術館・森美術館 同時開催

 

国立新美術館と森美術館、国際交流基金アジアセンターは、201775日(水)から1023日(月)まで、「サンシャワー:東南アジアの現代美術展 1980年代から現在まで」を開催します。ASEAN(東南アジア諸国連合※)設立50周年にあたる2017年、東南アジアの現代美術を紹介する、史上最大規模の意欲的な展覧会です。

同じ六本木エリアにある国立新美術館、森美術館両館長が発案し、国際交流基金の賛同により実現したもので、3者が総力を挙げ、14名のキュレトリアル・チームによる2年半にわたる現地調査を経てASEAN10カ国より86組のアーティストを選定、計約190点の作品を2館の会場に展示する、初の共同企画展となります。

本展は、時代の潮流と変動を背景とした東南アジアにおける1980年代以降の現代アートの発展を9つの視点から掘り下げ、そのダイナミズムと多様性を紹介します。

※2016年11月現在、インドネシア、カンボジア、シンガポール、タイ、フィリピン、ブルネイ、ベトナム、マレーシア、ミャンマー、ラオスの10カ国が加盟

 

ー サンシャワーとは ー

「サンシャワー(天気雨)」は、晴れていながら雨が降る不思議な気象ですが、熱帯気候の東南アジア地域では頻繁にみられます。また、植民地主義以降の20世紀後半、冷戦下の戦争や内戦、独裁政権を経て近代化や民主化を迎え、近年では経済発展や投資、都市開発が進むなど、さまざまな政治的、社会的、経済的変化を遂げてきたこの地域の紆余曲折とその解釈の両義性に対する、詩的なメタファーでもあります。 
多民族、多言語、多宗教の東南アジア地域では、じつにダイナミックで多様な文化が育まれてきました。本展では、自由の希求、アイデンティティ、成長とその影、コミュニティ、信仰と伝統、歴史の再訪など、東南アジアにおける1980年代以降の現代アートの発展を複数の視点から掘り下げ、国際的な現代アートの動向にも照らしながら、そのダイナミズムと多様性を紹介します。

 

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