マリメッコ
石本藤雄展 マリメッコの花から陶の実へ-琳派との対話-
石本藤雄展ーマリメッコの花から陶の実ヘー
テキスタイルデザイナー、陶芸家の石本藤雄の原点と、新たな作品を展示する巡回展を石本の故郷である愛媛(愛媛県美術館/10月27日-12月16日)を皮切りに、京都(細見美術館/2019年春開催予定)、東京(スパイラル/2019年夏開催予定)の3都市で開催いたします。
石本藤雄は、世界中に多くのファンをもつフィンランドのライフスタイルブランド「マリメッコ」のテキスタイルデザイナーとして32年間で300点を超えるテキスタイルデザインを生み出したのち、フィンランドの老舗陶器メーカー「アラビア」のアート部門に所属。77歳を迎えた現在も陶芸家として数多くの作品を生み出しています。
2011年にはフィンランドの芸術家に贈られてきた最高位の勲章、「フィンランド獅子勲章プロ・フィンランディア・メダル」を受賞するなど、フィンランドデザインの礎を築いた一人といっても過言ではありません。
幼少期を過ごした愛媛県砥部町やフィンランドなど、多様な自然からインスピレーションを受け、色彩豊かに表現された石本のデザインはどの時代においても普遍的な美しさと心踊るデザイン性を感じさせます。
マリメッコ・スピリッツ フィンランド・ミーツ・ジャパン
マリメッコ・スピリッツ パーヴォ・ハロネン/マイヤ・ロウエカリ/アイノ=マイヤ・メッツォラ
AD新村則人 / D庭野広祐
(Pattern Design: Maija Louekari [Kirsikankukkasade])
マリメッコの力強いパターンとユニークな色使いは、1951年以降何十年にもわたって世界中の日常を豊かなものにし、人々がそれぞれの道を歩み人生の喜びを享受できるよう勇気づけました。無駄を削ぎ落とした馴染み深いマリメッコのグラフィカルなパターンは、まるで建築物のような存在感を放つ一方で、自由で有機的な解釈を垣間見ることができます。また、随所には自然の中で過ごす心地よさやフィンランドの伝統的な装飾がふんだんに表現されています。マリメッコは、両極端なこれらの要素の間に存在するたくさんの興味深いニュアンスの集大成であり、常に生まれ変わり続けています。