奈良美智

奈良美智が国内5年ぶりの個展『for better or worse』に込めた想いとは!?

羽田沙織2017/08/11(金) - 22:50 に投稿
左:《TwinsⅠ》2005 サムソン美術館リウム蔵、中央:《TwinsⅡ》2005 サムソン美術館リウム蔵、右:《ハートに火をつけて》2001 個人蔵

 

 

昔を振り返った時、誓い合った夫婦のように、良き時も悪しき時も(for better or worse)ちゃんとやってきたな。制作はいつも傍にあったな。まだ別れてないな。

奈良美智(メディアインタビューにて

 

21世紀の美術 タグチ・アートコレクション展 アンディ・ウォーホルから奈良美智まで

ARTLOGUE 編集部2018/05/16(水) - 17:37 に投稿
マシュー・バーニー《Ms.-グッドヤー》1995年 © Matthew Barney

 

タグチ・アートコレクションは、実業家の田口弘氏が収集した国内有数の現代美術コレクションです。400 点を超えるコレクションは、出身地もさまざまで、グローバルに活躍する作家たちの作品からなり、いまの美術の動向を一望することができます。本展では、コレクションの中から、2000 年代に制作された作品を中心に、現代の美術作品を紹介します。

現代の美術の特徴のひとつに、作品の中に「美術とは何か」という自己言及性を抱えていることが挙げられます。アンディ・ウォーホルのように広告やアニメーションのイメージを取り込んだり、あるいは、過去の巨匠の作品を引用したりしながら、「私の考える美術」を提示しています。

また、ものをつくるという行為は、作家の体そのものから発する内的なものだという考え方もあります。民族やジェンダーを主題にした作品や、映像作品にみられる物語性を取り入れた作品は「私はなぜ私であるのか」を見る人に問いかけてきます。

現代美術に魅せられて―原俊夫による原美術館コレクション展

ARTLOGUE 編集部2017/12/28(木) - 03:22 に投稿

■概      要

原美術館は、1979 年日本における現代美術館の先がけとして開館しました。創立者・現館長の原俊 夫は、現代美術の発展と国際交流に情熱を傾け、様々な展覧会を開催する一方、コレクション活動に も力を注いできました。本展は、ひとつひとつ丹念に収集した 1950 年代以降の絵画、立体、写真、 映像、インスタレーションなど所蔵作品約 1000 点の中から、原が初めて自ら選びキュレーションす るコレクション展示です。1970 年代後半より 80 年代前半までの初期収蔵作品を主とする前期、企 画展の開催などをきっかけに収蔵された作品を主とする後期の 2 期に分け、約 40 年に渡る原美術館 の活動の一端を紹介します。