グラフィックデザイナー 佐藤晃一展
日本を代表するグラフィックデザイナー・佐藤晃一は、1944年群馬県に生まれ高崎で育ちました。県立高崎高校を卒業後、東京藝術大学へ進学し、資生堂宣伝部を経て独立。その後ニューヨーク近代美術館ポスター指名コンペ1席、第36回毎日デザイン賞、芸術選奨文部大臣新人賞など国内外でさまざまな賞を獲得しました。グラデーションを駆使し、「グラフィックデザインにおける日本的精神性」と未来的イメージを融合させたポスター群は「超東洋」として高く評価され、長く第一線で活躍し続けてきましたが、2016年5月に惜しくも逝去されました。
本展では代表作のみならず、少年時代の絵画、高高(たかたか=高崎高校)時代のポスターやスケッチブック、今まで展示される機会の少なかったごく初期の演劇ポスターやパンフレットなども取り上げています。氏にゆかりの深い旧井上房一郎邸と合わせ約220点を展示。グラフィックデザインの一時代を築き上げた佐藤晃一の世界をご覧ください。