ぬりえ美術館
ぬりえと聞いて、何を、どんな事を思いますか?昭和20年代から30年代にかけて、私が子どものころは、きいちのぬりえを中心に、ぬりえは女の子たちの宝ものでした。どうして宝ものかというと、あの絵の中に夢や憧れや希望、そして愛情や友情が詰まっていたからです。そして今、あのころのぬりえを見るとぬりえを塗っていたころの世界に戻り、思い出がいくらでも広がっていくからです。ぬりえは、子供の遊びですが、心の情操を養う、心の遊びです。そして子供が最初に触れる文化、出発文化でもあります。子供時代は、いつの時代でも、そして誰にとってもかけがえのないものですね。大切な子供時代に遊んだぬりえを通じて、古くからある日本の良さを再認識し、こころの豊かさを取り戻して