登大路町

当館は、日本画家吉川観方氏が収集した近世の日本画・浮世絵、染織品などの寄贈を機に、1973年開館しました。以来、中・近世から現代に至る優品や、奈良にゆかりの深い作品なども収集し、約4100件を収蔵しています。展覧会は館蔵品展と特別展を年4回開催しています。

館のご紹介 明治28年（1895）創立、平成7年（1995）に100周年を迎えた歴史ある博物館。東京の国立博物館についで作られた博物館でレンガ造りのなら仏像館は重要文化財に指定されている。奈良公園内にあり、主として仏教に関する美術工芸品および考古遺品などを平常陳列している。 開館時間 9:30～17:00(入館は16:30まで) *4月最終から10月最終までの毎金曜日は、19:00まで(入館は18:30まで) 料金 【大人】520円(410円)【大学生】260円(210円)【高校生以下】無料 ※()内は20名以上の団体料金 ※特別展・共催展は別に定めます。 休館日 毎週月曜（休日の場合はその翌日。連休の場合は終了後の翌日） 1月1日 *休館日・開館時間は臨時に変更することがあります。 アクセス 近鉄奈良駅より徒歩15分。 またはJR奈良駅・近鉄奈良駅から奈良交通「市内循環」バス「氷室神社・国立博物館」下車

法相宗の大本山として知られる興福寺。その前身は飛鳥の「厩坂寺」であり、さらにさかのぼると天智朝の山背国「山階寺」が起源となります。　その山階寺は、天智８年（669）に藤原鎌足が重い病気を患った際に、夫人である鏡女王が夫の回復を祈願して、釈迦三尊、四天王などの諸仏を安置するために造営したものと伝えられており、この名称は後世においても興福寺の別称として使われています。　その後、壬申の乱（672）ののち、飛鳥に都が戻った際に、山階寺も移建され、その地名を取って厩坂寺とされました。