彫刻の森美術館
メッセージ
彫刻の森美術館は、環境芸術としての彫刻芸術の普及振興を計り、我が国の芸術文化に新たな活力を注入することを目的に、人々が自然の中で彫刻に接する機会を提供する野外美術館として、1969年(昭和44年)に開館しました。
近代から現代にいたる優品や多彩な彫刻の数々が、景勝地・箱根の山々を背景にして魅力を如何なく発揮し、私たちはその対話に加わることで、芸術家たちの創造精神、自然のダイナミズムを享受できます。美術に興味のある人もない人も、家族や友人と散策しながら作品とふれあい、語りあう ― まさに野外美術館でしか味わえない楽しみといえます。
私どもはフジサンケイグループの協力のもと、彫刻のための多くの国際公募展や様々な美術展覧会を開催する一方で、コレクションを充実させ、1981年(昭和56年)に姉妹館、美ヶ原高原美術館(長野県)が開館、1984年(昭和59年)にはピカソ館を開設しました。次代を担う子供たちが美術に親しむ様々なプログラムを実施するほか、コンテンポラリーアートの紹介にも努めています。