グレース・タン「Materials & Methods」
「n.254」 2008年 素材:布 ©Grace Tan
シンガポール若手アーティスト日本初の大型個展
グレース・タン「Materials & Methods」開催
グレース・タンは、デザイン・アート・数学的思考すべてを取り入れ、素材や形態に潜む意味や関係性を探りながら作品制作を行っています。
2003年に発表した実際に着用可能な布の構造と方法論を探るプリーツの彫刻作品「the kwodrent シリーズ」で注目を集め、その後、素材やフォルム、構造の考察を繰り返すことで、作品は布から逸脱し、よりファインアートや立体、オブジェの領域へと移行していきました。
近年は、ファッションの枠を超え、ダイナミックなインスタレーションや空間建造物を手がけるなど、シンガポールを代表するアーティストとして国内外で高い評価を得ています。
本展覧会では、初期の作品から最新作まで15年間にわたる彼女のクリエイションの代表的な作品 約35点を展示。オール・ハンドメイドの作品から生まれる多種多様なフォルムや色彩、質感がギャラリー空間全体に溢れる展覧会となります。