日産アートアワード2017 未来に駆け出す現代美術のアーティストたち
日産自動車、「日産アートアワード2017」グランプリ受賞者を発表
日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区)は、27日、「日産アートアワード2017」のグランプリに藤井光氏を選出しました。
今回、藤井氏が取り組んだのは「日本人を演じる」というテーマで行われたワークショップの記録映像や資料を組合せたインスタレーションです。様々な歴史認識や多様性に関する考え方や振る舞いが映し出され、作品鑑賞者にも大きな問いを投げかける作品となりました。
受賞した藤井氏は、「出演者や本作に関わった数十名の協力なくしては実現できない作品だった。約100年前の実際の出来事を再現したワークショップと作品を通じて、過去の私たちと現在の私たちは、何が同じで何が違うのか、じっくり考察してもらいたい。」と語りました。
安藤忠雄展―挑戦―
稀代の建築家、安藤忠雄。
その半世紀に及ぶ挑戦の軌跡と
未来への展望に迫る!
元プロボクサー、独学で建築を学ぶ―という異色の経歴で知られる建築家安藤忠雄は、1969 年より「都市ゲリラ」として建築設計活動をスタート。以来、既成概念を打ち破るような斬新な建築作品を次々と世に送り出してきました。1990 年代以降はその活躍の舞台を世界に広げ、アジア・ヨーロッパ・アメリカなど各国で、意欲的な作品を実現させています。その一方でさらに、建築という枠組みを超えた環境再生や震災復興といった社会活動にも、果敢な取り組みを見せています。
本展では、この稀代の建築家が、いかに生きて、いかに創り、今またどこに向かおうとしているのか―その壮大な挑戦の軌跡と未来への展望を「原点/住まい」「光」「余白の空間」「場所を読む」「あるものを生かしてないものをつくる」「育てる」という6 つのセクションに分けて紹介します。模型やスケッチ、ドローイングなど、総計270 点余りの設計資料が展示される空間デザインは、安藤忠雄自身の手によるものです。会場を訪れる人は、その空間を巡る中で建築家が歩んできた道程を追体験し、建築という文化の豊かさと、その無限の可能性を再確認することでしょう。
田原桂一「光合成」with 田中泯
写真家・田原桂一とダンサー・田中泯が創り上げる《光と身体》のフォトセッション
■概 要
1970 年代から一貫して《光》の探究を続け、国際的な評価を得た写真家・田原桂一は、惜しくも病のため本年 6 月に他界いたしましたが、亡くなる直前まで本展の準備に力を注いでいました。今回展示する写真作品 46 点は、世界的に活躍するダンサー・田中泯との類まれなコラボレーション(1978~80 年および2016 年)の中から選び抜いたもので、展覧会の形では日本初公開となります。また、会期中には田中泯のソロダンスパフォーマンスも行います。
20年後どう生きるのか? INNOVATIVE CITY FORUM 2017 開催
INNOVATIVE CITY FORUM 2017
20年後、私達はどのように生きるのか?
都市とライフスタイルの未来を描く
世界の人口は増加を続けており、人々はますます都市に集中しています。この流れは加速することが予測されており、さらに一部の都市では、都市住民の高齢化も大きな問題になっています。一方で技術の進歩も加速し、次々と新しいライフスタイルや価値観を私達に提供しています。我々の未来生活は、自然環境、都市環境、家庭から仕事までを彩る科学技術、そしてアートやデザインなどのライフスタイルによって大きく規定されるでしょう。
いま、私達は自らの未来を、自らの意思でデザインする課題に直面しているのではないか?都市をいかにデザインしていくかは、人類の喫緊の課題ではないか?Innovative City Forumはこの共通認識のもとに、世界のオピニオンリーダーを迎えて議論する国際会議です。
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下山芸術の森発電所美術館
下山芸術の森 発電所美術館
北アルプスを背景に広がる黒部川扇状地。その田園風景の中に下山芸術の森があります。その施設の中心にあるのが、大正15年に建設されたレンガ造りの水力発電所を再生した「発電所美術館」。取り壊される予定だった「旧黒部川第二発電所」を北陸電力株式会社のご厚意により譲り受け、美術館として新たに生まれ変わりました。
自然環境と調和し、長い歳月を経てきた歴史ある建物は、後世に残すべき貴重な文化遺産と認められ、1996年12月に国の「登録有形文化財」に指定されました。
天井高は約10mもあり、見上げるとむき出しの鉄骨のトラスが、工場のような様相を醸し出しています。
1995年4月にオープンして以来、全国でも珍しい発電所を改装した美術館として注目を集め、大正時代の古き建築と新しい現代アートの出会いの場として多くの人に驚きと感動を与えてきました。大空間を活かした、ここでしか見ることの出来ない空間造形の独自企画展を中心に、季節ごと年間4本の企画展を開催しています。
BankART1929
About BankART 1929
横浜は150年前の開港時から国内外の様々なものや人々が行き交う交易都市でした。現在でも街の中に大切に残されている歴史的建造物 をはじめ、ジャズや食、ファッションなど、時代を担ってきた様々な文化の織りなす層が、街に多様な表情を与えています。「BankART1929」は、 こうした横浜の都市の経験を引き継ぎ、歴史的建造物や港湾都市的なロケーションを生かしながら、これまで10年間活動を行ってきました。 この場所を文化芸術を発信する場にするとともに、街と協働し、食に代表される生活文化や都市、祭り等のキーワードをもとに、多様なジャ ンルと人々と交わり、市民や専門家、国内外からの提案を幅広く受け入れ、この施設を開かれたものにしてきました。 All About BankARTは、こういったBankARTの活動のエッセンスです。
刈谷市美術館
刈谷市美術館について
刈谷市美術館は、人とひと、人とものとの新たな出会いや交流を求め、1983(昭和58)年6月に開館しました。
みなさんが美術への親しみと理解をいっそう深め、心の豊かさを育んでいただけるよう、さまざまな企画展や常設展を開催し、また作品収集・保存・調査研究も進めています。
また、展覧会を開催していない期間は、展示室をお貸ししています。創作活動を発表する団体や個展などにご利用いただけます。
神奈川県立近代美術館 葉山
概 要
2003年3月に竣工、10月に開館した葉山館は、神奈川県立近代美術館の3番目の建物です。最新の照明設備、空調設備を備えた展示室のほか、資料の収集と情報の発信拠点を目指す美術図書室、多彩な視聴覚設備を備えた講堂、保存技術の粋を集めた収蔵庫など、最新の美術館施設となっています。
生活の中で美術館に親しんでいただけるよう、エントランスホールから中庭、レストラン、ミュージアムショップ、庭園、さらに地下1階の美術図書室などは、観覧料なしでご利用いただけます。