開館20周年記念特別展 桃源郷はここ I.M.ペイとMIHO MUSEUMの軌跡

ARTLOGUE 編集部2017/10/17(火) - 13:09 に投稿

MIHO MUSEUMは、この秋11月3日に開館20周年を迎えます。当館がグランド・オープンした1997年は、10月にフランク・ゲーリー設計のビルバオ・グッゲンハイム美術館(スペイン・ビルバオ)、11月にI.M.ペイ設計の当館、12月にリチャード・マイヤー設計のJ.ポール・ゲティ美術館(アメリカ・ロサンゼルス)と、著名な建築家が設計した美術館が立て続けにオープンし、世界的に話題となりました。その一翼を担った当館設計者のI.M.ペイ氏が、今年4月に満100歳を迎えられたことを寿ぐ意味を込め、「桃源郷はここ -I.M.ペイとMIHO MUSEUMの軌跡」と題して開館20周年記念特別展を開催いたします。
本展は、全展示室を使ってMIHOコレクションの名品を展示します。

ビデオアートの父 ナムジュン・パイク展

ARTLOGUE 編集部2017/10/17(火) - 12:17 に投稿

展覧会『ビデオアートの父 ナムジュン・パイク展』が、12月3日まで鹿児島・湧水町の鹿児島県霧島アートの森で開催されている。

世界で初めてテレビとビデオを用いたアート作品を発表し、「ビデオアートの父」と呼ばれるナムジュン・パイク。1932年に韓国・ソウルで生まれたパイクは、朝鮮戦争勃発後に日本へ移住。東京大学で音楽を研究し、卒業後にドイツへ渡ってカールハインツ・シュトックハウゼンやジョン・ケージらと出会った。その後に芸術運動「フルクサス」に参加し、1963年の初個展において、世界初のビデオアート作品を発表した。その後はテレビやビデオを用いたパフォーマンス、インスタレーションをはじめとする数多くの作品を残し、2006年にアメリカで死去。

同展では、ワタリウム美術館所蔵のコレクションを軸に、ブラウン管モニターを使った立体作品、フルクサスの資料、1980年代から坂本龍一とのコラボレーションへ展開した映像作品などを展示。日本におけるメディアアートの源流を探る。さらにパイクとのコラボレーションも行なったヨーゼフ・ボイスの関連作品も紹介している。

フェリーチェ・ベアトの写真 人物・風景と日本の洋画

ARTLOGUE 編集部2017/10/17(火) - 11:59 に投稿

フェリーチェ・ベアト(1834-1909)は、19世紀半ばに中東やインド、中国などで撮影を行い、異国の風景や、インド大反乱、第二次アヘン戦争など戦場を記録する写真家として活躍しました。1863年には画家ワーグマンを頼り日本に赴き、幕末から明治にかけて、横浜を拠点に、江戸や長崎など各地で風景や風俗を撮影しています。1884年に離日しますが、ベアトが写した写真は、海外向けの輸出品として盛んになる、いわゆる「横浜写真」の嚆矢として高く評価されるとともに、150年前の光景を現代に伝えるものとして、われわれの眼に非常に魅力的に映ります。

一方、近代日本の視覚表現において、写真は重要な役割を果たしています。油彩画の技法と写真技術はともに西洋から日本に伝えられますが、洋画に取り組んだ画家たちは、場合によっては写真も参照しつつ、構図を学び、風景を見いだし、芸術性の高い油彩画をつくりあげてゆきました。

フランス人間国宝展

ARTLOGUE 編集部2017/10/17(火) - 11:04 に投稿

日仏両国が共同で推進する、人間国宝の技と美の結晶の展覧会

日本の人間国宝の制度を基に、1994年にフランスにおいても人間国宝制度(メートル・ダール/Maitre d' Art)が策定されました。2017年9月12日~11月26日。そのフランス人間国宝の海外初の展覧会「フランス人間国宝展」が東京国立博物館の表慶館で開催されます。フランスの伝統技術に現代の息吹を加えたフランス人間国宝の作品は、世界の王族、貴族に愛され、各国の国立美術館にも収蔵されています。本店では、フランス人間国宝の作家を中心に15名の匠たちが選ばれ、珠玉の作品を展示します。日本の工芸作家との共同制作作品も展示される予定です。翌2018年は日仏友好160周年記念にあたり、2018年11月から2019年2月には日本の工芸作家とフランス人間国宝の共同展覧会が、ルーブル宮殿内のパリ装飾芸術美術館の創立150周年を記念して開催される予定です。伝統的な技と美の継承と啓蒙、そしてさらなる進化。国境を越えた手仕事の魅力と未来を、次世代の子ども達や若者にも広く紹介します。

 

六甲ミーツ・アート 芸術散歩2017

ARTLOGUE 編集部2017/10/17(火) - 05:31 に投稿

六甲山の自然を感じながら、現代アート作品を鑑賞

 

六甲山の自然や景観を生かしたアート作品が展示されるアートイベント「六甲ミーツ・アート芸術散歩」。秋の六甲山の散策を楽しみつつ、気軽にアート作品に触れることができるのが魅力です。2010年から毎年開催されて今年で8回目となる六甲ミーツ・アート。今年は初の試みとして先行展示が行われたり、新会場として六甲山牧場が加わったりなど更なる盛り上がりを見せています。芸術の秋にぜひ行きたい、六甲ミーツ・アートの魅力をお届けします。

 

六甲ミーツ・アート 芸術散歩2017 フォトギャラリー

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大英博物館 国際共同プロジェクト  北斎-富士を超えて-

ARTLOGUE 編集部2017/10/17(火) - 04:48 に投稿

稀代の浮世絵師、葛飾北斎

代表作「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」は、世界で最も知られる作品のひとつです。その構図の斬新さ、デザイン性、一瞬を捉えた魅力の数々を、人々は愛してやみません。この名作を残した北斎とは、どのような人物だったのでしょうか。大英博物館との共同企画である本展では、日英の第一線の浮世絵研究者が、北斎の人物像や精神性を解き明かします。

北斎は70年に及ぶ画業の中で、さまざまな画法を学び、森羅万象を描き出しました。風景や動植物のような目に見える世界だけでなく、晩年には龍や鳳凰、聖人などを題材にして、日常を超えた想像の世界を肉筆画で表現しています。画家の筆遣いがそのまま画面に残る肉筆画には、北斎の卓越した技術や色彩の美しさ、溢れ出す才能の全てが色濃く表れています。

本展では、北斎の晩年30年に焦点を当て、肉筆画を中心に世界中から約200点の作品が集結。北斎が「富士」の高みを超えて、自らが希求した「神の領域」に到達すべく描き続けた軌跡に迫ります。

 

ビートたけしのアートが100点! アートたけし展

ARTLOGUE 編集部2017/10/17(火) - 03:34 に投稿

版画、絵画、その展示方法まで!!

・・・第三の“天才たけし”の名は「アートたけし」!!

ビートたけしのアート作品を通覧する展覧会「アートたけし展」を、2016年2月25日(木)より、全国で開催いたします。会場全体にビートたけしならではのエッセンスをちりばめ、カオスの中にも独特のウィットに富む雰囲気があふれる展示空間を演出。ビートたけしにとって「絵を描く事」は、唯一無二の無心で没頭できる最高の遊びとのこと。それこそ寝食を忘れ、気が付くとあっという間にトンデモない時間が過ぎていることもしばしばとのエピソードも。お笑いも映画も、ビートたけし、そして北野武が生み出す様々な作品や芸の素は、神出鬼没の「絵画的な一場面」。それを芸事として料理したものがお笑いであり、映像そしてストーリーとして料理したものが映画であるのかもしれません。本展では、天才たけしの脳内に花火の様に鮮やかにひらめいた素材、色彩豊かな景色の数々をのぞぎ見て頂く事ができます。

篠原有司男展 ギュウちゃん、“前衛の道”爆走60年

ARTLOGUE 編集部2017/10/17(火) - 03:20 に投稿

展覧会内容の紹介

ボクシング・ペインティング、オートバイ彫刻、ド派手な絵画で知られる“ギュウちゃん”こと、篠原有司男(しのはらうしお)(1932年東京生まれ)。1950年代末から反芸術の旗手として脚光を浴び、1969年に渡米。以来、ニューヨークを拠点に創作活動を続け、85歳の現在もエネルギッシュに奮闘する前衛美術家です。
本展覧会では、ギュウちゃんの60年にわたる創作の軌跡を、絵画、立体、ドローイング、版画など約100点の作品と関連資料でご紹介します。1960年代の日本美術に大きな足跡を残す初期の作品の中から、モヒカン刈りの姿で制作する貴重な記録写真をはじめ、他人の作品を真似するイミテーション・アート、幕末浮世絵を大胆な表現でデフォルメした花魁シリーズなどを展示。既存の美術の枠組を超える破天荒な活動を振り返ります。
また、渡米後の作品からは、ダンボールや廃材を素材にしたオートバイ彫刻のほか、鮮やかな色彩と激しい筆触でニューヨークの喧騒を描いたド派手な絵画に加え、マイアミやバミューダなどをテーマにした代表的な絵画シリーズを紹介。

虫尽くし展

ARTLOGUE 編集部2017/10/17(火) - 02:39 に投稿

『虫尽くし展』が9月9日から静岡・三島の佐野美術館で開催。

同展では、「虫にせまる」「虫ものがたり」「虫をデザインする」「虫にみせられて」の4つのテーマでアートの中で表現された「虫」を紹介。中国・明時代の重要文化財『瓜虫図』や、刀装具、馬具、擬人化された海の生物など奇怪なキャラクターが登場する江戸中期の画家・英一蝶の絵巻物『田原藤太秀郷』、葛飾北斎の肉筆画『南瓜花群虫図』、手足羽が動く金属製の昆虫、吉澤章の折り紙、辻輝子の万華鏡など約150点を前期後期に分けて展示する。さらに国立国会図書館が所蔵する喜多川歌麿の『画本虫ゑらみ』の特別展示も行なわれる。

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