息を呑む繊細美 切り絵アート展
切り絵とは、英語で“paper cutout art”といわれ、紙などを切って形造られた作品です。それぞれの風土や歴史を背景として発展してきたこのアートは、国や地域によって作風や技法が異なり、日本の場合、神事の紙垂(しで)や染型紙などの文化も大きく関係しているといわれています。かつての日本には平面で、白黒、全てがつなが
中之島香雪美術館の開館記念展「珠玉の村山コレクション~愛し、守り、伝えた~」は、朝日新聞社の創業者・村山龍平(1850~1933)が収集した美術品の中から、約300点を選りすぐり、1年間5期にわたって紹介しています。館所蔵品は重要文化財19点、重要美術品23点を数え、時代や作家を代表する名品も多くあります。これらの所蔵品に、村山家から寄託された美術品を加えた「村山コレクション」は、これまでまとまった形で紹介されたことはなく、今回が初めて全容を公開する機会となります。
第Ⅲ期展「茶の道にみちびかれ」では、村山が茶会で用いた茶道具約80点を紹介します。