「不思議の国のアリス展」神戸展
イギリスの作家、ルイス・キャロルの名作「不思議の国のアリス」は誕生から約150年を迎え、すでに170もの言語に翻訳され、初版から毎年途切れることなく出版され続けている世界的ベストセラーとなっています。少女アリスが迷い込む不思議な世界とキャラクターは、今もなお、国や地域、年齢を問わず多くの人を魅了し続けています。
本展は「不思議の国のアリス」の原点や、現代に至るまで、様々な分野に影響を与え続けるこの物語の魅力を、日本初公開を含む貴重な作品と共に紹介します。
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内山聡「stripe(s) 」
内山はこれまで「平面絵画とは何か?」を問い、この15年作家活動を続けてきました。同時に、決して高度な技巧を要さず、ひたすらに単純作業を繰り返すこと、労働として関わった時間が集積して物質化されるものが、美術作品になり得ることを提言してきました。
例えば、「It’s growing up」(2009~2015)では、10色の紙テープを無作為に選び取り、ただひたすらに巻き続けた作品や、エアセルマットの無数の気泡に絵の具を注入したシリーズ「injected painting」(2014~2017)など、果てしない単純労働の積み重ねが美術となり、それらをあえて平面絵画として発表することを続けています。
今回発表する「stripe(s)」も同じテーマのもと制作されています。様々な色の糸を作家自身の両腕を広げた長さに切り、支持体に何万本も単に括り付け垂らした状態を作品として展示します。
それらは今後も無限に続く作業の、ある段階に過ぎないのかもしれません。この機に内山の「平面絵画」をぜひご覧ください。
A-Lab Exhibition Vol.16「飯川雄大個展 デコレータークラブ 配置・調整・周遊」<br>アーティスト・トーク(全3回)
本展覧会期中に、キュレーターやアートプロジェクトのディレクター、建築家など第一線で活躍されているゲストの方々を迎え、飯川雄大とのトークイベントを行います。全3回を通して参加することで、本展覧会がより深く、より面白く感じられるこちらのイベントに是非足をお運びください。お越しいただいた方に、「飯川雄大オリジナル缶バッチ」をプレゼントします!
澤田知子展「影法師」
MEMにて澤田知子個展「影法師」を開催します。
影法師
前作FACIAL SIGNATUREから取り組んでいる「どうやって人は人を判断するのか」という疑問は未だ解決しないままですが、ずっと作りたかった作品、でもどうやったら形にできるのか分からなかった映像作品が、実は「どうやって人は人を判断するのか」ということを考えることに繋がると気がつきました。作るにあたって少々秘密を組み込みましたが、最終的に写真の基本でもある光と影の表現として完成しました。
澤田知子