愉しき源氏絵 ― 土佐光吉と浮世絵版画から ―

ARTLOGUE 編集部2019/01/19(土) - 02:34 に投稿
所蔵品の中から、桃山時代の土佐派を代表する土佐光吉が絵を描いた「源氏物語手鑑」(重要文化財)を主軸として、江戸時代の浮世絵師・三代歌川豊国(初代国貞)や二代歌川国貞などが手掛けた浮世絵版画による源氏絵を展示します。 平安時代に紫式部が著した『源氏物語』に取材した古典の源氏絵と、江戸時代後期の戯作者柳亭種彦が著した『偐紫田舎源氏(にせむらさきいなかげんじ)』の挿絵に端を発する当世風の源氏絵、この二つの源氏絵の世界をあわせてお楽しみください。

クリスチャン・ボルタンスキー – Lifetime

ARTLOGUE 編集部2019/01/19(土) - 02:32 に投稿
現代のフランスを代表する作家、クリスチャン・ボルタンスキー(1944年-)の活動の全貌を紹介する、日本では過去最大規模の回顧展です。 作家は1960年代後半から短編フィルムを発表、1970年代には写真を積極的に用いて、自己や他者の記憶にまつわる作品を制作し、注目されます。 1980年代に入ると、光を用いたインスタレーションで宗教的なテーマに取り組み、国際的な評価を獲得。 その後も歴史や記憶、人間の存在の痕跡といったものをテーマに据え、世界中で作品を発表しています。 本展では、50年にわたるボルタンスキーの様々な試みを振り返ると同時に、「空間のアーティスト」と自負する作家自身が、展覧会場に合わせたインスタレーションを手がけます。

シャルル=フランソワ・ドービニー展 バルビゾン派から印象派への架け橋

ARTLOGUE 編集部2019/01/19(土) - 02:32 に投稿
19世紀フランスを代表する風景画家、シャルル=フランソワ・ドービニー(1817~1878)の国内初の本格的な展覧会です。 刻々と変化する水辺の情景を素早いタッチで描いたドービニーは、印象派の画家たちの指針となり、モネやファン・ゴッホなど、次世代の画家たちに大きな影響をあたえました。 本展覧会では初期から晩年まで、ドービニーによる作品約60点、ならびにコロー、クールベ、ドーミエ、デュプレ兄弟、息子のカールといったドービニー周辺の画家たちによる作品約20点を展示いたします。 フランスのランス美術館を中心に、国内外各地の美術館・個人が所蔵する作品で構成されます。

ポーラ ミュージアム アネックス展 2019

ARTLOGUE 編集部2019/01/19(土) - 02:32 に投稿
本展では過去に公益財団法人ポーラ美術振興財団での若手芸術家の在外研修に対する助成において、採択されたアーティストの作品を展示します。 ポーラ ミュージアム アネックスでの発表をきっかけに、今後の活動に活かしていただきたいという趣旨から開始致しました。 今回も昨年に引き続きポーラ美術館木島俊介館長監修のもと、前期は「捨象と共感」、後期を「創生と技巧」というテーマにて、合計8名の作家をご紹介します。 若手芸術家の在外研修に対する助成とは、公益財団法人ポーラ美術振興財団が毎年実施している活動のひとつで35歳以下のアーティストを対象に海外での研修を援助し、日本の芸術分野の専門性を高めていこうとするものです。

パリに生きた銅版画家 長谷川潔展 ―はるかなる精神の高みへ―

ARTLOGUE 編集部2019/01/19(土) - 02:31 に投稿
パリで創作活動して評価を得た銅版画家、長谷川潔(1891-1980)の作品122点を展示し、その精神的表現世界を再考します。 併せて長谷川が敬愛したルドンや、さらにフランスで交流のあった画家らの作品45点も展示することで、長谷川の創作活動の背景を探りつつ作品の特徴や内容を浮き上がらせたいと思います。

大山エンリコイサム「Kairosphere」

ARTLOGUE 編集部2019/01/18(金) - 02:33 に投稿
ニューヨークを拠点に活動する大山エンリコイサムは、「クイックターン・ストラクチャー」と呼ぶ表現を用い、制作を続けるアーティストです。 「クイックターン・ストラクチャー」とは、地下鉄や都市の壁などにかかれたライティング(グラフィティ)の文字や色彩を取り除くことで見えてくる描線の型「クイックターン」を使用して画面を構築する、大山独自のスタイルです。彼は過去15年間にわたり、カンヴァスや壁、ファウンド・オブジェクト、さらにコム・デ・ギャルソンとのコラボレーション(2011年春夏パリ・コレクション)では衣服など、多様なメディアに「クイックターン・ストラクチャー」を展開してきました。 国内初の美術館での個展となる本展では、初公開となる新作の絵画《FFIGURATI #207》(2018年)を展示いたします。縦244cm、横幅914cmという過去最大の絵画作品は、15年間の制作活動で積み重ねられてきた「クイックターン・ストラクチャー」の集大成とも言えるでしょう。また、彼にとって制作の節目となった、アクリルを用いた立体作品《FFIGURATI #9》(2009年)も併せて展示することで、これまでの探究の軌跡をご覧いただけます。 【作家プロフィール】 大山エンリコイサム(おおやま・えんりこいさむ) 1983年、東京生まれ。慶応義塾大学卒業後、東京芸術大学大学院修了(2009年)。 エアロゾル・ライティングのヴィジュアルを翻案したモティーフ「クイックターン・ストラクチャー」をベースに壁画やペインティングを制作する。ポーラ美術振興財団在外研修員としてニューヨークにて研修(2013年)。 主な個展に「Improvised Mural」 ロンドン芸術大学チェルシー校(ロンドン、2015年)、「Windowsill」 ルミネゼロ(東京、2017年)、「Ubiquitous: Enrico Isamu ?yama」 マリアンナ・キストラー・ビーチ美術館(カンザス、2017年)、「Black」 タクロウソメヤコンテンポラリーアート(東京、2018年)など。著書に『アゲインスト・リテラシー―グラフィティ文化論』(2015年、LIXIL出版)。現在ニューヨーク在住。 【会場】 ポーラ美術館 アトリウム ギャラリー

驚異の超絶技巧!明治工芸から現代アートへ

ARTLOGUE 編集部2019/01/17(木) - 02:35 に投稿
本物と見まがう野菜や果物、自在に動く動物や昆虫、精緻な装飾や細かなパーツで表現された器やオブジェ…。近年注目の高まる明治工芸と、そのDNAを受け継ぐ現代の作家たちによる超絶技巧の競演をご覧いただきます。人間の手が生み出す奇跡のような技術に加え、洗練された造形センスと機知に富んだ、驚異の美の世界をお楽しみください。