横浜美術館開館30周年記念<br>Meet the Collection ―アートと人と、美術館

ARTLOGUE 編集部2019/01/30(水) - 02:35 に投稿
横浜美術館30周年を記念して開催する全展示室を使った企画。 絵画、彫刻、版画、写真、工芸など、1万2千点を超える横浜美術館の収蔵作品から、様々なキーワードのもと、作品同士の出会い(Meet)の場を創出し、アートの自由な見方、アートとの多様な関わり方を提案します。 個性溢れる作品たち、それをとりまく人々、それらの豊かな関係を育む、磁場としての美術館――。 横浜美術館にとって大きな節目となる年に、「出会い」の場としての美術館の役割と可能性を見つめなおします。

生誕150年・没後80年記念 原三溪の美術 伝説の大コレクション

ARTLOGUE 編集部2019/01/30(水) - 02:35 に投稿
横浜において生糸貿易や製糸業などの実業で財を成した原富太郎(号:三溪、1868[慶應4]~1939[昭和14])。 希代の古美術品コレクター、茶人、そして同時代の日本美術院の画家や彫刻家を物心両面から支援したパトロンとしても知られます。 2018年は三溪の生誕150年、2019年は没後80年の周年に当たります。 この展覧会では、三溪旧蔵の古美術や近代美術(絵画、工芸、彫刻)など約100点と、三溪自筆の書画、資料により、美術に対する三溪の眼差しに焦点を当てます。 ゆかりの地で開催される過去最大規模の三溪の展覧会は、かつて横浜に在った伝説のコレクションをご覧いただくまたとない好機となるでしょう。

生誕110周年 野口久光 シネマ・グラフィックス

ARTLOGUE 編集部2019/01/30(水) - 02:35 に投稿
野口久光(1909-1994)は、東京美術学校(現・東京藝術大学)を卒業後、映画配給会社・東和商事合資会社1(のちの東宝東和)に入社し、ヨーロッパ映画の日本公開時のポスターを担当します。野口は豊かな表現力による絵と、タイトル文字を作品世界にあわせて描く「描き文字」により、戦前戦後の約30年で1000枚以上のポスターを手掛け、映画ポスター・デザインの第一人者として活躍します。本展では、野口が制作したヨーロッパ映画のポスターを中心に、レコードのジャケットや、雑誌や本の装丁など約400点の作品・資料により、野口久光の多彩なグラフィック・デザインの世界を紹介します。

氷になる直前の、氷点下の水は、 蝶になる直前の、さなぎの中は、 詩になる直前の、横浜美術館は。 ―― 最果タヒ 詩の展示

ARTLOGUE 編集部2019/01/30(水) - 02:35 に投稿
有望な若手アーティストを紹介する「New Artist Picks(NAP)」シリーズ。2018年度は、言葉を用いて多種多様な表現活動をおこなう作家、最果タヒ(さいはて・たひ)を取り上げます。 最果は中学生の頃からウェブ上で言葉を発表し始め、その後2007年に第一詩集を刊行。詩壇から高い評価を得る一方、インターネットやSNSを通した活動により、それまで詩に親しむことのなかった層をもファンに取り込み、大きな注目を集めています。また、近年では美術展への参加や空間を使った言葉の発表を積極的に試みており、その活動はひとつの表現形態に留まらない多彩な展開を見せています。 最果にとって公立美術館での初の個展となる本展では、作品と作品を受け取る側が相互作用的に響きあうことを重視する最果の創作を、新作のインスタレーションとして発表します。鋭い感性で私たちの日常を揺さぶる最果の言葉の展示に、ぜひご期待ください。 【会場】 アートギャラリー1、Café小倉山、美術情報センター 【開場時間】 11時~18時 ※Café小倉山は10時45分~18時 ※2019年3月2日(土)は20時30分まで

nendo × Suntory Museum of Art | information or inspiration?

ARTLOGUE 編集部2019/01/30(水) - 02:34 に投稿
人は美しいものに出会ったとき、2種類の感動のしかたをします。 作品の背景や製作過程、作者の意図や想いを知ることで生まれる感動、そしてもうひとつは、ただただ理由もなく、心が揺さぶられる感動です。 本展は、デザインオフィス nendo代表・佐藤オオキさんが提案する、左脳的なアプローチ、右脳的な感じ方の双方で、日本の美術をたのしんでみる展覧会です。 つまり、1つの展覧会のようで、2度たのしめる展覧会なのです。さて、あなたは理論派?それとも直感派?

江戸の街道をゆく ~ 将軍と姫君の旅路 ~

ARTLOGUE 編集部2019/01/30(水) - 02:34 に投稿
江戸時代、幕府によって整備された街道には、さまざまな人や行列が往来し、活気にあふれていました。なかでも将軍や姫君たちのそれは、長大で沿道の人々を圧倒しました。将軍は上洛や日光東照宮への参詣(日光社参)で諸大名を引き連れ、自らの権威を誇示しました。また、将軍家の御台所となる姫君は、将軍との婚礼が決まると、莫大な費用をかけて制作された婚礼道具などを携え、主に中山道を通って京都から江戸へ下向しました。 本展覧会では、将軍の上洛と日光社参、姫君たちの江戸下向に関わる資料を通して、「江戸の街道」における旅路をたどります。風景や道の姿は変わっても、先人たちが通った街道は現代の私たちにとってもなじみの深い道となっています。過去から現在まで続く街道の歴史をご覧いただけましたら幸いです。

藝大コレクション展 2019

ARTLOGUE 編集部2019/01/30(水) - 02:34 に投稿
東京藝術大学は、その前身である東京美術学校開校に先だって、様々な芸術資料を収集してきました。そこには、東京美術学校および東京藝術大学の歴代在学生・卒業生たちの作品(「学生制作品」と呼ばれます)や、歴代教員の作品、そして、学生の教材として用いられた美術資料が含まれており、その総数は約3万件にのぼります。そして、この多様なコレクションを紹介するのが「藝大コレクション展」です。 今年の藝大コレクション展では、コレクションの多様な側面をご紹介します。第1期、第2期ともに、いわゆる「名品」として知られる作品をご覧いただくだけでなく、「Collection in Focus」と題したセクションで、これまで紹介される機会の少なかった作品・資料を、新しい視点から展示します。 この展覧会でとくに注目されるのは、藝大の近世絵画コレクションの優品である池大雅《富士十二景図》連作です。全12幅のうち、本学が7幅、他館で4幅の存在が知られていましたが、このたび最後の1幅が発見され、収蔵されることになりました。この1幅の収蔵を記念した特集展示を行います。 【会期】 第1期:2019年4月6日(土)~5月6日(月・休) 第2期:2019年5月14日(火)~6月16日(日) ※第1期と第2期で大幅な展示替がございます

「映画刀剣乱舞」 大展覧会

ARTLOGUE 編集部2019/01/30(水) - 02:34 に投稿
1月18日にて全国公開されます『映画刀剣乱舞』の公開を記念して、「映画刀剣乱舞」大展覧会を東京・京都・愛知の三都市にて開催いたします。 展覧会では、「映画刀剣乱舞」の衣装や小道具の展示のほか、映画のセットの再現やオリジナルフォトスポットなど、制作の舞台裏を存分にご紹介! 映画をご覧になった方が、より深く「映画刀剣乱舞」の世界観を体感いただける内容になっております。 さらに会場内では展覧会オリジナル商品の販売も実施いたします! 是非この機会にお越しください! ※本イベントの展示内容は、映画未見の方にはネタバレになる展示も含んでおります。予め了承くださいませ。 ※本イベントに関する詳細・注意事項については、オフィシャルサイトをご確認ください。

カルティエ、時の結晶

ARTLOGUE 編集部2019/01/30(水) - 02:34 に投稿
カルティエの作品は1995年、2004年、2009年の展覧会を通して日本で紹介されてきました。1989年以降、日本だけでなく世界各国の主要美術館においてそのコレクションが展示紹介されてきたことは、数あるメゾンの中でも特筆されることです。 過去におけるこうした展示は、いわゆる「カルティエ コレクション」の歴史的な作品を対象としてきましたが、本展は1970年代以降の現代作品に光を当て、その創作活動における革新性、現代性、独自性を、メゾンが築き上げてきた創作の歴史を背景に表現する世界でも初めての試みです。 本展のテーマは「時の結晶」。「時間」を軸に、「色と素材」「フォルムとデザイン」「ユニヴァーサルな好奇心」という3つの章で、カルティエのイノヴェーションに満ちたデザインの世界を探求します。壮大な時間を経て生成され奇跡的に見出された宝石と、世界各地の文化や自然物など万物から着想を得たデザインが、卓越した職人技術によって結実したカルティエの宝飾。それは世界の縮図であり、地球や文明との時空を超えた対話であるといえるでしょう。時間を自由に往来し、素材に秘められた可能性を探求することによって、色彩や線、フォルムなど、伝統を継承しつつも、常に宝飾界に新しい風を吹き込み続けるカルティエの想像力に満ちた美の秘密を紹介します。 そして、会場構成を手がけるのは新素材研究所(杉本博司+榊田倫之)。「旧素材こそ最も新しい」という理念のもと、伝統的な職人の技術と最新技術とを融合させ現代的なディテールで仕上げる彼らのデザインが、「時」を意識し回遊する展示空間を創出し、新たな鑑賞体験を提示します。